前回のブログで、リスニング力を上げるためには自分も同じように発音できるようになること、そのためのトレーニングとして音声教材と一緒にスクリプトを読むオーバーラッピングをお勧めしました。
では、実際に自分が英語を話す時もネイティブスピーカーのような発音じゃなければ通じないのでしょうか。
答えは「No」です。
上記はあくまでも、アクセントや音声変化のルールなどに気付き、頭から英語を理解していくためのトレーニングなので、慣れてきたらある程度聞き取れるようになってきます。ただし、自分が英語を話す時にはそこまでネイティブのような発音にこだわる必要はないと思います。
テレビなどでスポーツ選手や俳優が頑張って英語のスピーチをしているのを聞いて、「発音が悪い」だの「日本人英語」だのと揶揄する人がいますが、英語話者は「この人発音が悪いな」とか思いながら聞いていません。
世界の英語人口は15億人を超えていますが、それぞれの地域の特徴や訛りがあります。世界中で様々なルーツを持つ人々と日々英語でコミュニケーションをする人にとって、訛りや発音の違いなど些細で当たり前のこと。インドやシンガポールの訛りがあるなら、日本訛りがあってもいいじゃない
むしろ大切なのはその「内容」です。
最近聞いたスピーチで忘れられないのはドラマ「Shogun」でエミー賞を受賞した浅野忠信さんのスピーチです。うちのスクールの小学生でも聞き取れる内容でしたが(笑)、彼の喜びと驚きがダイレクトに伝わり聞き手を魅了する「これぞスピーチ」でした。
ただし、間違えると伝わりにくい発音というのもあります。それさえ気をつければだいたいは伝わりますので、次回は日本人にありがちな「伝わらない発音」についてお話ししようと思います。