さて、娘たちは疲れたと見えて、なかなか起きない。
冷やした緑茶を作っておいたのを出したら、大変喜ばれた。
こんな美味しい冷茶は飲んだことがないとか、一本4、5百円で売れるんじゃないかなどと褒められる。淹れた甲斐があった。

外は相変わらずの梅雨空で、時々パラパラ降ってくるはっきりしないお天気。

お昼を食べに、我が館から一番近い食事処である、山形蕎麦の店桃山さんに出掛ける。

私はかき揚げ蕎麦にした。
蕎麦は久しぶりだ。大好物なのにひさしく食べていなかったな。
揚げたてでおいしかった。

鳥蕎麦というのが看板メニューらしい。
娘の友達が食べた。
鳥蕎麦は美味しかったそうだ。良かったね。

なんでも、娘の友達たちは、私のことを三歩さんと、呼ぶこともあるそうだ。

この歳になって、照れ臭いねー。

さて、まだ来宮神社に神輿が帰ってくるまでに時間があるので、海でも見に行かないか?と誘ったら、喜んでいる。
とは言え、小雨が時々降る天気なので、海の見えるファミレスまでタクシーを飛ばし、甘いものを食べた。
海水浴場が見えるが、海開きはしているらしいが、見たところ、お客さんより、ライフセーバーの方が人数が多い気がする。
寂しい話だ。
いつ梅雨があがるのやら。

道に降りたら、どこからかお囃子の音がする。
熱海の街は町中でダシが練り歩いているようだ。

さて、来宮神社に行って神輿を待つ。
なかなか来ないので不安になって人に聞くのだが、正確なところがわからない。あまり人も居ないし…おかしいな、と言っているところで、お囃子の音が、おお、帰ってきたらしい!
徐々に人も増えてきた。
まず獅子舞登場。
続いて天狗が麦こがしを撒きながら、堂々の登場。
まあ、私は館に来てもらっているから、お会いするのは2度目だが。
そしてお神輿。
お神輿をかついで、来宮神社の階段を登るのは大変だろう。
囃し立てられ、境内を何周も回っていたが、全員疲れ切っていて、倒れるのではと心配なほどだった。
なんでも、42歳の厄年の男子がこの神輿を担いで一日中町を回っていたようだ。仕事を休んで同級生が再会したようで、達成感もひとしおらしい。皆泣いている。
明日は筋肉痛で仕事に行けるのかな?心配だ。
よく頑張ったね、厄年なのにりっぱなものだ。
お疲れ様でした。

タクシーで降りた街中では、山車が其処此処で祭囃子を奏でていた。
祭りはまだまだ続くようだ。