- 森博嗣さんという作家に興味を持ったのは
- 大学時代のことでした。
その後、長く付き合うことになった元彼と
サークルが一緒だった理系女子の友達が森作品を好きだったから。
特に元彼は、何冊も森さんの本を持っていたので
そのうち、2冊ほど、借りて読ませてもらいました。
「すべてがFになる」
「黒猫の三角」
を読みました。
何か好きじゃない、と思った理由はいろいろあるのだろうけど
深くつきつめるほどの、時間や余裕や興味が
なかったかもしれません。
もしやる気がしたら、前のブログで
その時の森作品への感想を書いていたか調べて
リンクするかもしれないし
面倒くさかったり恥ずかしかったら、やりません。
負け惜しみかもわからないけど、
本に出てくるそういう発想は、私の中にもあったけど、
そこまで上手に物語の中に織り込むことは
私にはできないなーと思ったことが
身の程知らずにも、
悔しかったのかもしれません。
あと、森さんは、
理系とか文系とかわけて
理系を持ちあげるような書き方があると感じられたので
カチンときたのもあるかもしれません。
かっこつけな印象も受けました。
それを、このあとの文章に出てくる友達は、
「文章が美しい」と言っていました。
私は、大学時代は文系だったけど、
今は理系の科目にも関わっていて
これからは、理系も文系の科目も
もっと勉強したい気持ちもあるので
理系とも文系とも自分では言い切れないと思ってます。
広く浅く勉強するか、しぼるかはまだわかりません。
ただ、知りたがりなのはかなり確かです。
森さんの場合、
文系をバカにしているような発言ともとれる書き方をされる気がするので、
理系である自分(森博嗣)に対して、
コミュニケーションはあまり得意ではないなどの点で
もしかしたらコンプレックスがあるんじゃないか?
と思われることまでを想定して
そういう書き方をしてたのかな~などとも思いました。
(この本で、人が他者を攻撃する点は、その人の弱点であることも多い
というようなことを書いていたので)
私がこういう人たちに何か抵抗を感じるのは
ちょっとこれもおこがましいかもしれないけど
似ている部分を刺激されるからなのかな、
という推測もしてみました。
(ひねくれてるって、褒め言葉かもしれないけど)
それに、鼻につくような書き方、
癪に触るような書き方、
そういう人の心や頭にひっかかるような書き方を
わざとしている?ように感じられるのはあざとい?
というふうにも感じた記憶があります。
そういうことができるのは、頭がとてもいいんだろうな!
とひがむ気持ちもあったかもしれないです。
本も、かなり売れているらしいな!と
ねたむ気持ちもあっただろうと思われます。
なぜ、10年もたって
特に好きではない、と思っていた森さんへの
興味が再び高まったかと言うと、
去年か一昨年に知り合って
最近、話す機会の増えた友達の一人と
本の話や数学の話をしたから。
「私が家庭教師で数学を教えている」という話をしていた時に、
「数学は、美しいと思う」と彼女は言い、
本の話になって「どの作家が好きなの?」と質問したら、
「森博嗣」という答えが出てきたからです。
少し覚えていた、紅子さんや真賀田四季さんの
話をしました。
その友達を私は好きなので、
「好きな人が、すごく好きな作家」
ということで、
改めて森博嗣さんへの興味がわきあがったのです。
さらに少し興味があって
図書館の「小説」についての棚を物色していたら
この本が、目についたのです。
そしてこの本、
個人的には、おもしろい、と感じました。
上記のような、以前感じたわだかまり
を整理するきっかけにもなった気がします。
ファンが、作者以上に、
森博嗣初心者に、作品を読む順番をアドバイスしたがる
という部分には笑いました。
私も、元彼から、そんなような
「最初はどれがいいか?」って助言をされた記憶があるので。
で、「やっぱり、すべてがFになる、だろう」という結論に。
森さんが書く時に、シリーズ物の場合、
2作目や3作目に、1作目の説明をどこまでするか?迷う
というような部分も、そうだよなーと思いました。
すべての人(ファン)を同じように尊重するのって
不可能に近いと思うので。
時間がとれた時、または気持ちが盛り上がった時に、
また改めて、
「すべてがFになる」を読んでみたら
たぶん、以前とは違う感じ方をするのではないかと
予想します。
一つに作品に対してつきつめて考えられる時間は限られているし
今はほかにも読みたい本がいろいろあって
ほかにしたいことや考えたいこともいろいろあって
思ったことの何割を言葉にできたかわからないけど、
(全部を言葉にする必要もないかもしれないけど)
この本は、私はおもしろい、と感じた一冊でした。
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