Corbetta 1671のニ長調のサラバンドとシャコンヌ，すごく好きで弾いているとテンションが上がる。

このサラバンドは，元々竹内太郎さんの『現代ギター』の連載に載っていた曲で，ちょっと弾いてみただけで気に入ってしまった。

けど，優雅に，しかもダンスの伴奏ができるようにも弾くのはなかなか難しい。

とはいえ，久しぶりに弾いてみて，サラバンドも踊ったり，サラバンドのダンスの伴奏を弾いたりしたことがあるからか，うまく弾けているかどうかはともかく，すごく楽しく弾ける。

このサラバンドは，最初にどんどん上昇音型で上がっていくとても前向きなサラバンド。

そしてゆるやかに下降して行くから，とても息が長いその感じを意識しておかないと倒れかねない。

その後のシャコンヌは短いけど魅力的で，サラバンドと連続で弾くと楽しい。

ただ，組曲全体としては，プレリュードもアルマンドも結構難しくて，弾く前にフレージングや音型など相当色々考えた上で弾かないと形にならない感じ。

バロック・ギターの組曲で，Bartolottiとか特にそうだけどアルマンドで易しい曲はないような印象。

それでも何とかレパートリーにしたいけど，レッスン受けねば。

リコーダーはvan Eyck，ひたすらvan Eyck。

通奏低音の講座に行きだして，基本的にはキタローネやバロック・ギターなど撥弦楽器での弾き方を習いに行っているけど，旋律が上に付いているし，通奏低音だけじゃなくて旋律楽器の演奏の仕方についてもたくさん指示が出るから，とても勉強になる。

撥弦楽器は強弱は付くけど持続はできないから，弾弦の時にどのくらいの強弱と長さその他で弾くかがすべてなので，どういう音の方向性にするかということを決めてから弾かないと，ただ音を出しているだけになるということを講習で思い知る。

バロック・ギターの曲集でも，Corbettaなどは十二分にそのあたりを計算してタブラチュアにしているから，きちんとその通りに弾けばステキな音楽になるはずで，今日みたいに久しぶりに弾くと「ここはそうだったんだ〜！」ということがあまりにも多くて，まだまだ道が果てしないことを思う。

リコーダーでも音型，そしてフレージングということはレッスンでよく言われていたけど，撥弦楽器をやってみてそのことをより実感する。

まだまだ十分演奏できない分，楽しみもまだまだあるということ。

Corbetta 1671のニ長調サラバンド