福岡古楽音楽祭知り合った古楽仲間と,秘密の(?)アンサンブル会3時間。

リコーダー,リュート,ヴィオラ・ダ・ガンバという編成。

曲はリクエストがあったFalconieriとCastello。

Falconieriは以前Passamezzo Anticoなどでやったことがあって,動画の再生回数が突出して多いFolia,そしてL'Eroica, Passacalle,Castelloは1-1, 1-3,2-3。

 

Falconieriの特にFoliaとPassacalleは2拍目始まりなので,それをほぼ常に感じながら演奏できるかどうかが1つのポイントだろう。

L'Eroicaは何と言っても後半のCiacconaでの旋律と通奏低音のクロスリズムを,あえて相手に揃えないようでいて結果として揃えられるかという絶妙のバランスは,何度かアンサンブルをすればもっと出てくるかも。

 

Castelloの第1集は一通り自分練習で吹いたことはあるけど,この2曲は32分音符もほとんど出てこないし割と平和な感じ。

対して第2集はやはり凝っていて,展開も多いしソロは32分音符も出てくるしなかなか大変。

結局ソロは2つとも自分で吹くことに(汗)。

楽譜も,今回はちょっと読みにくいパート譜の上にスコアの用意がなかったから,「解読」に時間を費やしてしまってもったいなかった。

スコアも編曲物だけどネットにないわけではないし,出版譜を持っているのは自分だけだったから用意すれば良かったと反省。

けど,こうして初期バロックができるのは本当に面白い。

 

リコーダーさんのガナッシ(ブードゥロー)はいとも簡単に鳴る楽器だし,ガナッシなので自分のエイクとはキャラクターが相当違うし,その違いも面白い。

 

そして,チェンバロがなくても,ガンバとリュートがあれば通奏低音は成り立つし,リコーダーとのバランスを考えるとちょうど良いくらいかもしれない。

 

この編成で,新・福岡古楽音楽祭に出られると良いなぁと思いつつ,次回の合わせの機会を期待。

お昼は美味しいパスタを頂き,夜は親戚と一緒に美味しい胡麻鯖,がめ煮,もつ鍋を頂き,音と食に満たされた一日だった。