「嫁を貰う」「嫁に行く」というセリフが、大嫌いだ。
私はモノではないし、結婚するのは旅行ではない。女性をバカにしているの?
上記の、セリフを吐く奴がいる度に内心ムカムカしていたし、実際何人かには、本気の説教をした。

女性は、モノではない、と。

だから、彼にもやんわり言っていたし、私も彼の嫌いなことも、言わないように聞いて、気をつけていた。



「山に登ろう」と言われて、ついていったある晴れた日。
彼はとても物知りで、あの鳥はね、この植物はね、と、私が聞くことは、全て答えてくれて、その度に、惚れ直してた。

そして、頂上について、おにぎりを食べて、他愛ない話をして、楽しい絶頂にいた私に彼は、言った。

「君を嫁に貰いたいんだけど、いいかな?」

一気に血の気が引いた。

何度も、嫌だと言ったのに。
女性を軽視している感じがして、嫌いだと。少なくとも私は、言われたくない。と。
私の言葉は彼には、ちっとも届いていなかった

言葉にならない想いは、涙になって溢れた。

彼は、私を抱きしめてまた、言った。


「昔はね、女より男が少なかったんだ。

だけど、今よりもずっと、ずっと、大事にされてたんだよ。

結納って、あるだろ?
君は、人身売買みたいだって、言うかもしれないけど。
大事な、大事な、娘さんを下さってありがとうございます。って、感謝の儀式なんだよ。

君は、とても聡明な女性だけど、もっと、周りの気持ちに耳を傾けた方がいい。言葉尻だけで、鬼の首を取ったみたいに批判するのは、君が一番嫌いなことだろう?」

私は、自分のバカさ加減に泣いた。
そして、私を試した彼を大好きな自分に失望した。
数年前、一瞬好きだった曲に偶然再会し、
今度はちゃんとCD買おうと、思って早数ヶ月。

もっぱら、ようつべにお世話になっております。
面白い。ようつべ。


あの頃は、曲名もアーティスト名も知らなくて、ただカッコいい、好きだ!愛してる!ドラマも面白い。好き。
ていう熱病みたいなもんで、それほど深く知ろうとしなくて。


一目惚れしたものの、そのまま彼と接点を持つこともなく、いつの間にか、日常に戻っていました。みたいな、恋。



そんなある日、偶然再会して、
Google先生に、尋ねたら、解散してたのな。彼ら。
あの、ドラマの主題歌の割りとすぐあとに。


椿屋四重奏。

カッコいいです。めっちゃくちゃ好き。好きだ。
愛してる。

もう、あの頃の彼らには、会えないけれど。



しかし、アタシには、ようつべや、CDという名のデートスポットがあるではないか。
ヒャッホー(o’∀`)♪

若くして禿げてきたとする。

被るのか、剃るのか、の選択に迫られたとしたら。


私は、迷いながら、被りたい。


禿げてきた運命を、毎日鏡で直視しながら、尚且つ、迷いながら被りたい。

毎日、お化粧と言う名の選択をしている女子の皆さまなら分かるはず。

自分を、少しでも良く見せたいのは、だれだって同じ。
二重になりたいからアイプチ。
まつげが短いからつけま。


な?
被ってる男の気持ちが、分かるだろ?


スパッと剃るのは、確かに潔いかもしれない。

但し、綺麗になるのを諦めて
毎日すっぴん髪ボサボサで過ごしているのと同じことでは、ないだろうか。

植毛など、コンプレックスに背を向けたズルい整形では、ないだろうか。


可愛いじゃないの。
毎日バレてないと思ってるけど、周りニヤニヤしてるんだぜ?
笑いを、提供してるんだぜ。


そんな、可愛い男にワタクシは、なりたい。

と、いうことで、

被っている皆さま、ワタクシは、全力で応援します!!!