「とにかく長かった。

率直に伝えた。感想として。

あとは「怖い。

これは素直な感情である。


この件に関しては、事案ではなく、事件と呼ばれていました。

なので、与えたインパクトというか、影響力は計り知れなかったともいえます。

ちんちくりんの若造が、組織を建て直させるほどのことをしてしまったとも──


自分に係る処分が取り消されて、業務災害(一部ではありますが)に認められてやっと出た文言。


(一部略)処分を取り消したところですが「違法な処分をしたことについてお詫びします」という内容でした。

あとは原因、改善策などが書かれていました。(後述します)




これ以上何かを求めることは難しいとのことでしたから、もう大丈夫です。という感じでした。


そして原因は、「法令に対する理解の不足」とありました。人員不足等は置いといて、1番はこれだと思います。

それを止められる人もいなかったですしね。

→チェック機能の甘さは相手も分かっていたよう。


行政から謝罪文が出ること自体、とんでもないことですが、自分は相手が、反省、次に生かすことを第一にしていたので完全ではないものの、良かったように思います。

ある意味、役割は果たせたからです。

他の方が同じようなことを受けることがないようにね。



精神的には壊れてしまったけど、この件を契機に生かしてほしい。ということは常に思ってきたところでありました。

それが、今回の話し合いでは形になって見ることができました。

自分が出した声明という名の改善策も、相手は受け止めて反映していたように思います。

「あなたの言うように」って言ってくれたしね。


かなり改善というか、180度変わっておりました。

先述したように、建て直しや正常化させるために来た人もいたみたいですしね。

内よりもかなり外から問題視された事件だったみたいです。

たぶん注意、指導は何らかあったのかと。



頑張ったじゃん。(なんでもっと早くやらなかったのでしょう…)



責任

この事件においての責任はどうなのか?ということに対しては

1.「そもそもの起きたことによる責任

2.「問題の解決が長引いたことの一定の責任

がある。とのことでした。

1は組織的なもの、2は個人的なものですね。

相手は言ってたけれど、当時いなかったんだから、関係ないでしょっていうスタンスをとることもできるが…2の責任はあると。

1は行為責任と結果責任(それが起きた結果、業務災害も起きた)の両方の側面があるともいえます。

現時点で何人処分されるか分かりませんが、現のトップとナンバー2は処分されるみたい。(処分される立場ではないけど責任をとる)

これから処分のためのヒアリング等を行うみたいですが、当事者がいないので責任のバランスが難しいこと、責任の総量が自分が戻れなかった期間の長さに比例するため決めきれないとのことで、(仮決定する必要はある)この部分に関してはもう少し延びそうです。


相手はこうも言いました。

「問題点が表された一つの事例であった。そういう意味でいえば、当時の被害者というか…当時、あなたが思っていたことは決して間違えていなかった

(だから心を入れ替えてというか…とも言われました)

これは、当時の自分を救う大きなものになりました。泣きそうになりました。

自分も間違えてたんじゃないか(反抗したような形にもなったから)ってずっと思っていたし

プラスして、お前も間違えていたんだろ、こんなことあり得ないからあなたが悪いんだ。と散々言われた時期があったためです。

(完全に人間不信に陥っていた時ですね😇)

誰からも信用されず、本当におかしいことされたのに…と嘆いていました。


だから一部の人を除いては話しませんでした。

話せないよね、こんなの。

場が凍りつきます。


普通に仕事をしてつかれたー、飲みながら仕事の愚痴でも話す。でも楽しみがある!みたいなことをしたかった。

だから電車とかの車内でそういうのをみると「ひとりぼっち東京」を流していたものです。

かなり痛いやつです🙄


痛い──

同じ文字を使うけど全く異なるもの。

これまで耐えていた痛みってなんだったのでしょう。

苦しみ?悔しさ?悲しみ?後ろめたさ?悩み?誰にも話せないから…という孤独感?

ある人は言いました。

ナイフで刺された痛みであると

分からないけど、自ら死を選んでも致し方ないレベルではあったんじゃないかなぁ。


そうそう。話し合いの最中、終始、胸が痛くて、これが今までの痛みなのかな?と思いました😇

いたたた、、って感じ。


ね…

結果的に耐えちゃったよ。

なんだよ。

意外とタフなんだ。

いや、そうじゃない😇

タフというより気を張っていただけ。


でもさ、耐えてたから他人の痛みには寄り添わないといけないと思ったのかもしれないね。

優しくなりたいとも思いました。

周りからも言われたけど、ある意味強くなった。みたいです。

どうかな?どう思いますか。



まとめると。

係争状態が形上終わって、これ以上争うことはなくなりました。

今後は国家賠償法により、精神的損害が支払われ、謝罪文の交付、示談書が取り交わされて、加害:被害関係が正式に終わることになります。

裁判所等で争うことは一切ありませんでした。

(そもそも違法であることを認めてからは、優勢で熱戦→冷戦を繰り返していた)

よくある、お前も悪いだろ!なんだこの!っていう喧嘩ではなく、そういうのは相手側の反論は処分取消の時に1回、災害認定の時に1回くらい。

処分取消の時も災害認定の時も第三者が説得したり認定したりしたので、知らずに味方?が増えました。


今回は、ずっと敵だった相手が味方になろうとしています。

環境改善までして(逆になんで言わなかったのか)戻ってきてほしい。とか、身上書を復活させたとか(以前はそんなのなかった)、人間関係の欄もある、しかも組織の不満点まで言える。これはすごい。

あと、勤務成績に友達がいないからとか服薬管理できていないとかご飯食べてなさそうとか、書かれたから…、書くのすごく怖いって(生活態度に言及されるんでしょみたいな)ぼそっと言ったら、なんだったのかなぁ。とのこと。個人的なキャラクターによるものなんでしょうねってね。


しかしながら、長きにわたるよく分からない状態が続き、この件においては心身がボロボロになったのもあること、加えて信頼関係が破壊され尽くしました。

主治医も怒っていたくらいですからね。

だから、信頼してくれ!ほら!こんなに環境が変わったよ!って見せてくれても、自分の心は−100スタートでしたから、今回でようやく0になったところです。

経過での態度(渋ったり遅れたりなど)をみてるから、なおさらかもしれないけど。

長引いたことの責任はあるって言ってましたけどね。


とはいいつつも、自分の責任もあります。

迷惑かけたかもしれない、もっとコミュニケーションを取るべきだった。

そして決断できずに先延ばし状態にしてしまった。

これは紛れもなく、自分にも非があります

いくら、相手側はあなたは悪くないと言ってもです。

また責任とは別ですが、相手側の気持ちを尊重しなくてはなりません。

だからこそ、自分は、個人的な責任でなく組織的な責任を負うべきである。と言いました。

これは国家賠償法による考えに近いものです。



これから、ようやく再スタートを切れます。

今回の件が終わることで、ストレスが消失とまではいきませんが、軽減され、もっと前を向けるきっかけになります。

このことは相手も言っていました。


ただその一方で。

用心棒さんは、話し合いの中で言いました。

私たち、自分に置き換えて考えてほしいんですけど

新卒で入って、苦しい思いをして。人間不信になって

これ解決するのって本当に大変だなって…

どこに向かっていけばいいのか、真っ白になってしまう…と。


やり直せるのかな。どうなのかな状態ですが、

まさにRe: なのかなぁ。

0からやり直すから、リゼロです。

スバルくんみたいな状況とはまた違いますけど🙄

ただ、たくさん失ったものはあります。

今回の件に関係ないものの、親も失いました。

ただ得たものもあったかと思います。

そうだと願いたい。

じゃなかったら耐えた意味は何?になってしまうから。



ただ思う。ひたすらに。

あなたのことを思って。として不幸になるのでなく、あなたのことを受け入れて。と相手を考え、幸せになる。

その方が何倍もマシなのだと──


(次回は正式に示談を取り交わした時に。)