せっかくインプラント治療を行ったのに、それから前よりも口臭が気になるといった変化が歯科医院ではよくきかれます。

義歯なのに本物の歯より臭うの?とお思いの方もいるでしょう。

これには、歯肉とインプラントのパーツの隙間などに歯磨きで磨ききれない食べかすが残っていることもありますし、インプラント粘膜周囲炎や、それがさらに悪化したインプラント周囲炎になっている場合もあり、単なる口臭と侮れません。

こうした症状に気付いたら、早期に診察してもらうことが大切です。

安易にインプラント治療を始めることはおすすめしません。

様々な事情から、他の治療が受けられない患者さんに最適な治療方法になります。

周りの歯が、クラウンやブリッジの支えにはならない、義歯では上手に噛めないなどでインプラント治療を希望することになる患者さんが多いでしょう。

インプラントと入れ歯との違いが気になるところですが、インプラントの場合、噛み心地があごの骨に直接伝わるため、きちんと噛んで食べる感じがあり、食べることが楽しくなります。

インプラント治療には隠れたメリットがあります。

治療終了後、義歯だと気づく人はめったにありません。

見た目からしても、自分の歯のように義歯に見えない自然さでこの歯はインプラントだと自分でいわなければ義歯を入れたと気づかれることは考えなくて良いのです。

義歯だと思われたくない方にはこの治療方法を選ぶべきでしょう。

代表的なインプラント適用のケースは、他の歯を削ったり、かぶせたりしたくないという場合があります。

例えば、ブリッジ治療をするためにはブリッジの支柱になる両隣の歯を削ることになりますが、インプラントはあごの骨に歯根を埋入するので、失った歯のみに働きかける治療と言えます。

他の歯に影響を与えずに、失った歯を再生したいという要望がある場合、インプラント治療を優先して良いでしょう。

喫煙によって、インプラント治療が影響を受ける可能性は決して看過できるものではありません。

インプラント治療には数ヶ月、あるいはそれ以上かかる覚悟をしなければなりませんが、埋入手術後、周辺組織が回復して、人工歯根とあごの骨がしっかりつながることが次のステップに進むための条件です。

組織の形成には、タバコのニコチン、一酸化炭素などがかなりマイナスに作用します。

インプラント治療の成功を願うなら、治療が無事終わるまでの間と思ってがんばって禁煙に励みましょう。

歯科治療のインプラントとブリッジ、どこが違うかといえば、インプラント治療では、歯茎を切り開き、あごの骨に穴を開け、人工歯根を埋め込んでその上に義歯をかぶせます。

ブリッジ治療とは、欠損した歯の両隣に残った歯を支柱のように削り、上からブリッジをかぶせるのです。

口を開けたところを見ればほとんどの場合、インプラントが優っていると考えられます。

ブリッジ治療では、両隣の歯は橋の支柱のように削ることになるという辛さもあるのです。

一本のインプラント治療にかかる費用は普通の治療で、入れるのが一本なら35万円前後をみてください。

相場は地域によって異なります。

歯科医院の規模や、歯科医の評判も治療費の総額を決めることになるので、事前に見積もりを出してもらうことが必要で、複数のデータが得られればそれを比べ、最終的に歯科医院を決めるべきでしょう。

歯科医院決定に大事なのはその歯科医院でインプラントを入れた方の評価を参考にしましょう。

近頃は、一括払いだけという歯科医院は少なく、分割払いや、クレジットカード払いもできるようです。

外科手術を受けたわけですから、インプラント埋入手術の後はしばらくの間、極力安静に生活するよう気をつけてください。

普段よりも静かに過ごすようにして負荷がかかる身体運動は避けた方が良いです。

凄いね!
傷口に負担がかかるほか、血行が良くなって出血が増える可能性もあります。

運動を毎日のように行っている方は、どうなったら再開できるか、歯科医と確認しておけばベターです。