仙台市泉区・女性の夢を応援するプライベート教室「花のアトリエ*MintGreen*」の両國です。
西日本を襲った豪雨から一週間。
被害に遭われて皆さまにはお見舞い申し上げます。
ご自宅に帰れず、避難生活を余儀なくされたいらっしゃる現地の皆さまは、本当に不安な日々を過ごされていることでしょう。
断水している地域が多いと聞きます。
この暑さの中、水が使えないことは、きっと想像以上に大変なことだと思います。
私も、東日本大震災当時、一ヶ月間の断水生活を余儀なくされました。
幸いなことに電気もガスもインターネットも地震発生直後から使えましたが、
当たり前のように水栓をひねれば蛇口から出ていた水が、出ないことが、こんなに不便なことかと思い知りました。
貴重な水を上手に使う方法として、思い出したのが
昨年の9月に書いたブログ記事、
地域の社会学級・市民センター共催講座「防災食を学ぶ」のこと。
その時の実習で、カレーと大根とツナの煮物、ごはんを炊きました。
玉ねぎやジャガイモ、ニンジンなどの根菜類は普段から常備して、ツナ缶や市販のカレールウを買い置きされているご家庭も多いと思います。
大根も含め根菜類は、停電して冷蔵庫が使えない状態であっても、比較的持つ野菜です。
普通に考えれば、煮込むにもご飯を炊くにも、お水は結構使いますし、何と言っても食事の後片付けにも使いますが、
耐熱温度の高いポリ袋を使って調理する方法でしたので、少量の水で済み、調理に使った鍋の水（お湯）も再利用できるというものでした。
その実習時、耐熱・油にも強いポリ袋でアイラップという製品を使用しましたが、
耐熱表記に１００℃以上の高密度ポリエチレン製であれば、
もしかしたら、他にも使える製品は探せばあるかもしれません。
器を汚さないためにラップを使うという方法もありますが、
何かと使えるので便利なポリ袋は、今後の災害時の為にも備えておくと良いと思います。
この基本的な調理法は、大鍋にお湯を沸かす。
お湯が沸いたら、材料を入れた袋を鍋に入れて
蓋をして煮込むだけ。
ポイントは
同じ種類の根菜は同じ大きさに切りそろえる。
いつもより少し小さめに切りそろえたほうが火の通りが良いです.。
（固形カレールウも小さく刻んでください。）
水分は、調味料（麺つゆやカレールウ）、缶詰の中身、野菜が蓄えている水分を利用するので、全て一緒に袋に入れる。（4人分位まで）
ご飯は米１合に同量よりやや多めの水を袋に入れる。
炊けるまでに50分ほどかかりますが、袋を開けて、ほぐせば、そのまま器を汚さずに食べられます。
袋の空気はしっかり抜いて、袋の口をしっかりと縛る。
ただし、温まると膨張するので材料をいっぱい詰め込み過ぎず、袋の中は余裕を持たせる。
鍋に直接、長時間袋が触れないようにする。（鍋肌に袋がくっつくと、袋が溶けて破ける恐れがあるので）
大なべのお湯は、調理した包丁やまな板洗いに、
食後に箸やスプーンなどの洗い物などに再利用可能。
食事を始める前に、このお湯でタオルを絞って、顔などの汗をぬぐって、さっぱりしてから食事するのもよいかもしれません。
暑い時に、煮炊きは避けたいかもしれませんが、食中毒予防にも、しっかりと過熱調理したものを直ぐに食べきるということも大事だと思います。
そして、熱中症対策には、塩分も、水分も、食事からもしっかり摂取することが大事だそうです。
参考にしてください。
そう言えば、長期断水と原発事故の影響で、
庭に出る気になれず、枯らした鉢植えのバラもありました。
活けたお花、花瓶ごと割れて水浸しも経験しました。
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