何かを観察して上手に描けるけど、自分のアイデアを組み立てて絵にするのはちょっと難しい…
そう感じているお子さんも多いのでは、と思います。
形を描いたり色を塗ったり、といった技術は、レッスンを重ねる中でだんだんに上達して、
子どもたちにも自信がついていくようです。
一方で、自分のアイデアや想いを組み立てて絵にしようとすると、う~っと考え込むお子さんが多いです。
自分で考えて絵を組み立てる力をつけるために、アトリエでできることはないかしら…
そんなことを考えているとき、この美術鑑賞法(VTS)を知り、きっと良い影響があるのではないかと感じました。
VTS(ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ)とは、
アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された美術鑑賞法で、
美術作品を鑑賞した後に、
「この絵の中でどんな出来事が起こっているかな?」「どこからそう思ったの?」
といった問いかけに対して、自分なりの答えを見つけ、他の鑑賞者と会話することによって、
思考力・対話力を育み、総合的学力をつけるとされています。
こういうとなんだか難しそうですが、
アトリエでは、アート作品を観てみんなでおしゃべりする時間として楽しんでいます。
とても楽しい鑑賞法だということも、
VTSを取り入れた大きな理由のひとつです。
作品を前に、子どもたちは自由な発想で「自分だけの見方」を話してくれます。
子どもたちにとって、VTSの体験がワクワクする時間になり、
そして、自分なりの発想や見方を自分で考えて組み立てる力がつけば!
という思いでこれからも続けていこうと思います。
※下記の本を参考に行っています。
「学力をのばす美術鑑賞ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ どこからそう思う?」
フィリップ・ヤノウィン著/淡交社

