先週の外国為替市場では週初前週のドル買いの余波でドル強含みで始まったが、米金利先高感の後退と、ギリシャ問題再燃で円買いが強まり週を通して緩やかな円高が進んだ。また、資源高や豪州の利上げなどがあり、カナダドル、オーストラリアドルの強さが目立った週でもあった。
先週の外国為替市場はやや焦点がぼやけた感じとなっているが、先々週盛り上がった割には具体的な話が出てこなかった人民元の切り上げ、週末にフィッチが格下げを実施したギリシャ問題の帰趨あたりが相場の中心か。今週は米指標もCPI、小売売上高、鉱工業生産、住宅着工件数と重要なものが多いので注意が必要だ。
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