4/24(土)、4~6月のノッコミ期に脅威のイシダイゲット率(50%以上)を誇り自分の中でイシダイ釣りのメッカの地位を確立している宇佐美の長根だが、今日から長根ウィーク(勝手に命名)が始まる。

長根に安全に渡るには伊東市のタイドグラフで潮位60cm以下、ウェダーか水着を用意する。
タイミングとしては以下のパターンが考えられる。
①1日2回潮が大きく引く→12時間釣行
②1日1回潮が大きく引く→6時間または24時間釣行
24時間釣行は体力・精神的に厳しいので、通常、6時間あるいは12時間の釣行となる。
そして、その時間帯はイシダイが釣れる日中帯でなければならない。
帰りに渡れないと遭難となるため、帰りの潮位は十分に低く設定する。

ウネリのある日は極力避ける。

今週は、4/24(土)の夜から4/27(火)の朝まで干潮時の潮位が50cmを切るため午前中から晩まで勝負できるし、4/28(水)~5/1(土)までは1日1回昼間に潮位が1桁まで下がるため、実釣時間4時間位で勝負できる。まさに、(自分の中では)長根に行くためにあるような週だ。

残念ならが平日は仕事の為、4/25(日)9:42の潮位44cmのタイミングで長根に渡るのがベストであるが、この日は午後に一時雨の予報。4/24(土)9:06の潮位62cmのタイミングで渡ることに。若干潮位は高めだが、海が荒れていなければウェダーで渡れる範囲。風の一日中微風。波予報の「うねりを伴う」の記載が要注意だが、これは現地で判断することに。朝に渡れさえすれば、帰りは21:09に潮位34cmとなるため、多少のウネリなら問題ないだろう。昼間に石鯛が釣れ、夜釣りで40cmオーバーの良型メジナが釣れることを期待する。

行きがけに青木釣具店でサザエ購入。今日は長丁場となるため1.5kg1950円(1300円/kg)。7:30頃にゴロタへ降りて行く。前回、邪魔な植生を剪定しているため入磯しやすさを実感する。気温が上がり、今後、植生が一機に伸びてくるだろうから、今日も丁寧に剪定しながら斜面を下る。途中、ガサガサッと2匹のシカが逃げて行くのが見えた。このあたり、猪は見たことないが、シカは時々見かける。

ゴロタに出ると海況は問題なさそう。

朝の気温が低い時間帯なので快適にゴロタを延々と歩いて行く。

 

願掛けに2週間前に長根に入った時のルーティンをこなしておく。
毛虫の写真

 

亀の死骸の写真

亀は先日よりも腐敗が進み甲羅の穴が増えている。匂いは弱くなっているがハエがタカっているので中身はまだ乾燥していないだろう。まだ触る気になれない。

8:30頃に長根に到着。渡礁地点は2箇所の割れ目の部分。

左側は深いが底が平らで安全。右側は溝を跨いで大岩の上に乗れば浅いが、ウネリでバランスを崩して落ちると海水浴することになる。

台風の影響か長い周期のウネリが入っており、ウネリが来ると下の写真のように水位が30cmほど上がり水中も見えなくなるので、タイミングを見て渡る。


今日は潮位が高いので右側のコースを選択。竿ケースを背負子に横長に乗せて一度に荷物が運べる体制にして大岩に飛び乗ったところ、その反動で荷崩れ。慌てて落ちそうになる竿ケースを手でキャッチして事なきを得た。バランスを崩して海に落ちてたらと思うとゾゾっとする。無理をするものではない。今度からはめんどくさくても2回に分けて運ぼう。。。こういう反省で危険回避能力が高まれば良いが、大失敗をして命を亡くすとだけは避けなければ。

9:00頃、1本目のタックルのセット完了。

すぐ近くに遊漁船がウロウロしている。根魚でも狙っているのだろうか。2本目を準備していると早速反応が来た。まさかまた1投目でイシダイかと期待するが、上がって来たのはウツボ。まあそうだよなあ。

9:30頃、やっと2本目のセット完了。

ここからまったりした時間が続く。小魚につつかれるような当たり、忘れたころにウツボの反応、ウツボが釣れるというのが1時間半置き位で繰り返される。先々週に来た時は、当たるのは右側の竿ばかりだったが、今日は左側の竿ばかり当たる。潮によって変化するのだろうか。面白い。暇なので、胴付き仕掛けを磯の周辺に垂らして見るも、魚の反応自体がほぼ無い。

13:30頃、またウツボらしい当たり。竿が入ったのでまたウツボかと手に取ると、重いは重いがウツボにしては抵抗が無い、これは魚?と思うとググググッと突っ込む引き。まさか、本命か。今日は半ば諦めていたのに、また釣れちゃうのか。

引き的に本命っぽいが、半信半疑で淡々と撒いて行くと、イシダイが姿を現した。結構良型そうだ。ウネリに合わせて磯へぶり上げようとするも、そんなタイミングに限って波が無くなる。しっかり針掛りしているようだから、ぶり上げちゃえ!っと持ち上げると、結構な重量感。お腹がデブっと膨らんでいるせいか重い。とりあえず足元にぶり上げて写真を撮る。57cm、4.0kg、メス。自己新記録です。

より安全な場所に移動させようとハリスを持ち上げると、針がスポッっと外れた。あっぶねーっ!針は口元を貫通しておらず、針先が口の奥に引っ掛かっていただけだったようだ。慌てて、両側のエラをつかんで場所を移動させる。

その後、ぱったりと当たりは無くなって暇なので、ハンバノリを摘んでブダイ釣りを試す。シーズンはもう終わっているとは思うが釣れるのだろうか。磯の左側に仕掛けを放り込むと、しばらくしてウキが沈み14:30頃、オスのブダイ40cmが釣れた。

サイズが良いということは魚影が保たれている証拠でしょう。続けると、またウキが沈むが針掛りせず。

今度は磯の右側を狙ってみる。15:20頃、ウキが沈みブダイ2匹目。33cm、メス。

その後も1回ウキが沈みましたが針掛かりせず。とりあえず2匹釣れれば十分なので適当な所で終了です。サザエは今回4個余ったので、前々回と同様に持ち帰り生かしておくことに。

夕側から夜釣りの準備を始めて日が落ちると同時に夜釣りを開始します。しかし、朝よりもウネリが強まり、しかけが左右に動いて釣りにならない感じ。1度だけウキが走りましたが小さなフグ。20:00頃コマセが尽き、夜釣りは全く釣れる気がしないまま坊主で終了。ウネリに注意しながら撤収。ゴロタ歩きでは突然のシカの鳴き声やガサガサという音にビクッとさせられる。

帰りがけ、青木釣具店に釣果報告に寄ったところ、イシダイは57cm、4.0kgだった。バネばかりでは3.9kgだったが、電子ばかりで測り直してくれて、4.0kgとなったので、そちらを採用することに。青木のブログの釣果報告では、58cm、4.0kgとなっており1cmほどサバが読まれていました。

 
本日の釣果はイシダイ1(57cm、4.0kg、メス)、ブダイ2(40cm、33cm)。

 
せっかくなので、娘に石鯛の手持ち写真を撮ってもらいました。
 

今季、3回連続、3週連続のイシダイでまさかのイシダイ率100%。こんなこともあるんですね。贅沢ですが、もう石鯛はお腹一杯な感じです。重量があるだけあって、3枚に下ろした身の量も多い。どうやって食べるか。ブダイもあるので、唐揚げか天ぷらで一気に消化するのが良いかもしれません。次週、4回連続にチャレンジしたい気もしますが、足ることを知ることも大事だと思うので悩ましい。