6/20(土)、最近釣れないし、先週は雨で釣りに行けないしで悶々としていたので思い切って神津島へ行くことに。嬉しくも辛いクーラー満タンが待っている?。
実は、今年の目標に、梅雨の時期に神津島の堤防でアカイカを釣ることを設定していたのですが、コロナ騒ぎで諦めていました。伊豆諸島各島へのフェリーは大幅減便で、熱海からのジェット船は7月末までほぼ運行無しだし、各島の役場から来島自粛要請が出ていましたから。しかし、下田からのフェリー情報をチェックしていると、6月上旬に周辺駐車場の閉鎖が解除され、6/19の東京都の緊急自粛の全面解除に合わせて宿泊施設の多くが営業再開される様子。しかし、新神汽船のHPによると、「宿泊予約者のみ可、当日予約不可、車中泊・野宿禁止、宿泊場所無くオールナイト釣り禁止」とのこと。平常時なら「宿泊場所無くオールナイト夜釣り禁止」は受け入れ難いですが、昨今の情勢を考えると、行くからには、なるべく島民の方々の意に反しないように行動すべきか。。。くしくも、6/20-21は梅雨の合間の奇跡的に天候の良い日でこの日しかないというようなタイミング。これはチャレンジせねば!
宿泊場所を確保した上でのオールナイト夜釣りはセーフと考え、前日の6/20に宿泊予約の電話をします。大体、相場は素泊まりで5000円。夜釣りは、釣れれば0:00頃に切り上げて宿で寝る予定ですが、釣れない場合、朝まで粘ってしまうかも。。。その場合、宿泊費はもったいないですが、まあ、今の時期は入島税、応援金として割り切ります。まず、前浜港に近い「五利左」さんに電話すると、コロナの関係で今季の営業は見合わせるとのこと。次に釣宿として人気の「よねき」さんに電話すると一杯とのこと。次に「大松」さんに電話すると、用事があるので料理は出せないが素泊まりなら可とのことで、大松さんを予約します。
神津島へ行く際に何を持っていくかが悩ましい。磯へ行く為には荷物を軽くしたいのですが、この時期だと魚の鮮度を保つため、クーラーボックスに飲料用も兼ねて4リットルの氷らせたペットボトルを入れます。残りスペースに餌を入れますが、フカセやりたいし、泳がせやりたいし、底物やりたいし、今回はアカイカも狙うし。でも、欲張りすぎると結局エサは使いきれずに持ち帰ることになるし。悩ましい。。。結局以下を選択。
・アカイカ狙いのため冷凍していたウツボの切り身
・夜釣りでフエフキ・フエダイ狙いのためスーパーで買ったヤリイカのパック
・底物狙いのため生かしていたザリガニ20匹
・イシダイ釣りでの残りを冷凍していたサザエの芯
・泳がせ餌確保+イサキ用にアミエビ2Kgと付けエサ用オキアミ
本当はフカセ用にもっとコマセを用意したい、底物用のエサも購入したいところですが、これが限界ですね。ただ、これだけそろえれば、クーラー満タンできるでしょう。家出発前にアカイカ用に餌巻きスッテを探しますが見当たらない。そういえば、遊びで使って根掛かりしてロストしたような気もする。。。痛い出費ですが、2個セット(780円)×2セットを行きがけに青木釣具店で購入します。まあ、あこがれのアカイカを釣るためには仕方がない。
早朝に下田に到着。周辺駐車場は観光客抑止のため1台置きに制限されている様子。
犬走堤防も釣人でいっぱいです。
今回の手荷物、重いです。
フェリーは受託手荷物にせず自分で船内に持ち込めば手荷物料金の徴収は厳しくなさそう。自分と同じように考えていた人が多いのか、今日は、結構、釣り人の乗客が多いです。
フェリーアゼリアに乗って出発。ワクワクします。船内で早速酒盛りを始めてマスクもせず大声で話し始める釣り人が。せめてマスクしてほしい、デリカシー無さすぎ。でも、すぐに他の釣り人から「うるさいよっ!」と怒鳴られていたので留飲が下りました。
快晴でべた凪の海ですが、なぜか船は神津島の多幸湾側に到着。大松さんの送迎で宿へ。説明を聞き料金を払います。部屋は離れなので、夜釣りで帰りがどれだけ遅くなっても問題ないとのこと。で、早速、前浜堤防へ。堤防には地元の方がカゴ釣りや泳がせ釣りをしていましたが、何も釣れてない様子。話かけたおじさんが「昨日、予約の電話してきた人でしょ」とのこと、あっ、五利左のおやじさんでしたか。地元の人の間では、すぐに自分は「大松のお客さん」という通り名となってしまいました。島の人達は定期的に本土へ健康診断に通っているそうですが、コロナ騒ぎで先延ばししている人が多いとのこと。確かに、今の時期、院内感染は怖いですからね。御蔵島の感染者の方は、奥さんの見舞いに本土の病院に行き感染したとか。神津島はまだ一人も感染者は出ていないそうです。でも、自分はマスク着用ですが地元の方はノーマスク。症状の無い人からもうつるのに、やや無防備な気がします。
地元の方にアカイカ狙いで来たことを伝えると、アカイカはもう釣れないから止めた方が良いとのこと。ガーン!今回の目的がしょっぱなから撃破されました。今年は水温が高いせいか外れ年とのことで、5月初~中旬までは堤防でも釣れていたが、3杯くらい釣れれば良い方とのこと。しかも、その後は全く釣れなくなったそうで、沖の船釣りでやっと釣れる状況だそう。仕方ない、夜は行ったことない磯へでも行って、せめてイサキくらいは確保しますか。。。
とりあえず堤防で、まずは、サザエの芯で石鯛狙い。地元の人が、底物狙う人は皆赤灯北側でやってるよというのでその場所で開始。
餌を落とすと、さっそく魚の反応が。でも、本命ではなさそう。ぐぐっ、入った!、でも重いからウツボ?。上がって来た今回の1匹目の獲物はこいつ。
イシガキフグ?ハリセンボン?沖縄ではどちらもアバサーですが。手に持つと、ぷくーっと膨れたのでハリセンボンですね。
イシガキフグなら膨らみませんから。後で調べるとハリセンボン属のネズミフグとのこと。2日目なら持ち帰りを考えましたが、初日にクーラーの容量を取られるのはいやなのでリリースです。おいしいですが、食べれる部分はほんのちょっとしかないし、捌くのも大変ですから。。。その後は何事もなく堤防釣りは終了です。
16:00のバスで、まだ釣ったことのない背負崎かトロッコ後へ行くことに。せっかくなので、港から遠い方のトロッコ後で釣ることに。赤崎まで行けば確実に釣れるのですが、岩場歩きが辛いし、またクーラー満タンだと大変だし、今回は新規開拓を優先します。途中、背負崎を通りすぎる時、カップルが釣りしているのが見えたので選択は正解でした。
トロッコ後に到着。
キャンプ場が閉鎖中なので途中もここも観光客は誰もいません。独り占め。バスは最終便で次のバスは明日の11:00頃。前回、赤崎から歩いて港まで行った時は1時間はかかって大変でした。今回、帰りはどうするかというと、子供からパクッてきた秘密兵器があります。
キックボード。折り畳み式の優れ物で、竿ケースにすっぽり入ってしまいます。いい年して恥ずかしい感じですが、これがあれば、30分もあれば宿まで帰れるでしょう。レンタル自転車を借りれば楽ですが、返却17:00までなので借りられません。
キックボードは写真中央の途中の渡り岩の影に置いて釣り座へ。
17:00前からイカ短をぶっこんで釣り開始するも当たり無し。
向こう側に見えるのは赤崎の遊歩道です。竿下右手に砂地があり見るとタカノハダイが1匹。胴付きを垂らすも魚の気配なし。イサキ釣りの準備をしウキを投げると、何かがけっこうな速さでウキに近づいてくる。ん!アオリイカ!すぐにエギを用意し投げ込むも、エギを扱いを知らない自分では釣れるはずもなく、すぐに飽きて終了。
底物竿に1度反応があり釣れたのは巨大ウツボ。針を外すと岩の穴から海へ落ちて行きます。アミコマセを砂地へ少し撒いてみると、大き目の魚が寄ってきました。オナガメジナ?早速、フカセ釣りのしかけを投入すると良型のイサキ。35cm以上はあります。しかし、うまくキャッチできず針がはずれてウツボを追うように岩の穴へ落ちて行きました。まあ、暗くなれば沢山釣れるでしょう。
ここまで全く獲物無しですが頑張ります。