2019/10/12は台風19号で自宅謹慎。前評判に反し風は大した事無かったが、長時間の大雨のため多摩川他多くの河川が氾濫し、千曲川の決壊では北陸新幹線の車両基地が水没した。翌13日は快晴でテニスの試合が開催された為参戦したが惨敗。そして14日、高波が収まると踏んで夜中に釣りに出発した。
ナライの強風の為、東伊豆はあきらめ、また西伊豆の黒崎へ向かうことに。多摩川の日野橋の橋脚が陥没し通行止めであった他は、真鶴までの道に被害は無く、青木釣具店に無事到着。ガンガゼ12個購入。初め若旦那にガンガゼは予約で売り切れと言われたが、しょんぼり帰ろうとすると在庫の数を数えてくれて12個ならばと売ってもらう。これが後の釣果につながることになる。
網代や伊東から西へ抜けるルートはどこも峠が雨で通行止めとなっていたため、河津経由で松崎町へ向かう。峠は雨だったが西側へ降りると曇り。途中仮眠を取ったので到着は6:00頃。既に駐車スペースには新潟ナンバーの車が1台おり、下りて行く途中で先端に人影が見える。
先行者は若者2人でフカセ、底物、ルアーと色々と試しながら頑張っていた。
1人がヤドカリで底物を狙っていたので観察すると、エサ投入直後から穂先にグイグイ反応が出ている。こちらも焦って準備しながら見ていると、良型のアカハタ2枚とウツボを釣り上げた。しかし石物は釣れていない。これは今日は石物は渋そう。。。小雨が降ってきたので荷物を岩陰に避難し空を見るとダブルで虹がかかっており、ちょっと癒される。
まずガンガゼを投入してみるが明確な当たりが出ない。穂先が風で揺れている気もするが、よく見るとポツポツと突つかれている様子。かなり小さな魚だろうか。
しばらくすると当たりが無くなり仕掛けを回収すると素針になっていた。針掛かりしないような小さなイシガキダイが群れているのかもしれない。エサをザリガニに変えて食い込みを期待するもエサを取られるばかり。ああ、これは今日は坊主かも。淡々と餌を消費する。。。
釣れなければ雲見の陸トンビに移動してみようと考えていたが、ガンガゼは素針になるため、移動先で全く当たりが出ないという最悪の状況は避けたく、とりあえず、このまま継続することに。若者2人はフカセを始め、メッキを釣ったりしているので、横目でうらやましく眺める。
潮の流れが左方向から右方向に変わりエサのガンガゼが流されるなーと思った10:30頃、突然竿が舞い込んだ。焦って合わせると結構な引きで、30cm後半のイシガキダイの時よりも重い。これは期待。ドキドキしながら上がって来た魚を見ると見事な銀ワサの石鯛、47cm、2.2kg。
「イシダイは、つがいで行動していることが多く、オスとメスが同時に釣れることが多い」と、どこかの記事で見た気がするので、メスも釣れるかもと期待してガンガゼを放り込むも反応なし。上げると、岩に引っかかったのかガンガゼが真っ二つに割れている。まだ芯が残っていたので、そのまま放り込む。しばらくすると、また、一気に竿が舞いこんだ。前当たりが無いので、びっくりし合わせると、先ほどと同じような重い引き。まさか、またイシダイ?。上がって来たのは先程のオスより若干小振りでシマシマなメスのイシダイ。
これは人生2度目の両手に石鯛ではないですか!これで今日は大満足。
その後は沈黙の海に。すぐ前をカヌー軍団が横切っていく。
また1人磯に下りて来た。9/16に会った地元のルアーマン。お久しぶりです。そのうち顔なじみになるかもしれない。日が陰って来たので早めの15:30頃に撤収。いつもよりずっしり重い荷物を持って岩場を登るが満足感で苦にならならない。黒崎は良い磯です。
帰り道、時短のため東名を利用したが、52Kmの断続的な渋滞。3連休も最終日のこの時間は空いているはずと思ったのだが、台風19号による中央道通行止めのため、迂回による交通集中が起きていた模様。今回、地方の台風被害が大きく、益々都市と地方の格差が広がらないか心配になる。
本日の釣果はイシダイ2匹(47cm:2.2kg、43cm)とイシガキダイ2匹(リリース)。
良型(自分基準で40cm以上)の石鯛を2匹釣ったのは人生で2度目なので、1度目と同様、娘に両手に石鯛の写真を撮ってもらう。見切れていますが。。。
せっかくなので握り寿司を家族に振る舞うも、下の娘は魚を除けて寿司飯だけうまいうまいと食べる。イシダイおいしいのに。。。皮を湯引きし千切りにしたポン酢和えは相変わらず好評。最近、家族は刺身は飽きたと言って食べ無くなり、フライやポワレだとうまそうに食べる。自分はせっかくの高級魚は刺身で味わいたい派なので、どう調理するか悩ましいです。