9/16(月)、去年の今頃は何をしていたかと過去のブログを見ると、尾ケ崎でイシガキダイの数釣りにはまっていた時期でした。最近、釣果が良くないので、久しぶりに尾ケ崎へ底物釣りに行くことに。冬に捕って来て洗面器で人参の皮をエサに生かし続けてきたザリガニ君達に、到頭出番が来ました。行きがけにガンガゼを購入予定ですが、海が荒れていそうなのでガンガゼ漁ができず、売り切れていないか心配です。
天気予報は雨でしたが前日には晴れ予報に。南東からウネリが入っていて3m~4mの波予報。危険かもしれませんが、ぎりぎりできそうな気もします。でも、ダメそうなら無理せずあきらめるのが長生きする秘訣ですね。
行きがけに青木釣具店に寄るとオキアミの解凍が1枚しか無く開店休業状態。これは相当海況悪そうです。ガンガゼはありましたが粒が小さい。。。1個130円で買うのは躊躇されますが1500円程度までならと12個頼みます。すると何と粒が小さいので1個50円で売り切るとのこと。九州並みの安さです。こんなに安いのは初めて。それならばと20個購入します。40個位買ってもよかったですが、それだと、魚の活性が低いと使いきれずにほとんど無駄になる可能性もあります。
熱海ビーチラインは波で通行止め。これは今日の釣りはダメかも。
朝6:00頃に菖蒲沢の見晴の良い場所に到着。海は抹茶色に濁り、沖から5mはありそうな大波が押し寄せ、門口(もんぐち)などは全部波をかぶっています。もちろん釣り人などはいるはずもありません。尾ケ崎の方を見ると、時々、大きなウネリで上の方まで波をかぶっています。下手をすると死にますね。。。あきらめが肝心。西伊豆に向かいます。
7:00頃、安城岬に到着。
東伊豆とはうって変わってこちらはベタ凪です。公園の駐車場は8:00に開くので、若干離れた浜辺の無料駐車場に停めて歩きます。
公園内の遊歩道を標識に従って亀甲岩を目指します。
遊歩道には久々に見るアカテガニが沢山いて斜面にはカニの穴が沢山。
抜け殻が沢山集まった場所もあり、ここはアカテガニの一大生息地のようです。
「地磯ガイド」で目星を着けていた「ゲンジロウ」というポイントに到着するも、4:00に来たというルアーマン夫婦が既に入っていました。
せっかくなので話を聞きます。
・亀甲岩あたりは深いけど砂地に根が点在している感じ、右前方に大きな根があるけど石物向きか不明。
・左側の岩が先端と呼ばれる場所だが足場がやや悪い。高い岩場を超えた向う側に張ってあるロープにそって降りて岩場をへずると行ける。
・今日の釣果はダメそう。
お礼を言って先端に向かいます。へずりはやや怖い感じですが、以外と楽に到着できました。釣り座としては安城岬のベストポジションかもしれません。
早速ガンガゼを二個掛けにしていろんな方向に投げるも反応なし。手前に落とすと小魚につつかれる反応はありましたが本命はいない様子。投げる時に餌が外れたのでガンガゼを付け替えて投げるも、根がかりで仕掛けごと無くなり心がポッキリ折れました。ここは全体的に浅すぎます。根も険しい。10:00には早々に諦め撤収。夜釣りに良い場所かもしれませんが、どうも魚の気配がありません。
尾ケ崎があきらめきれず、波が収まっていないか1時間かけて尾ケ崎まで戻ります。見晴しの良い場所から観察するも、朝と状況に変わりなし。無理に入れば死にます。この分だと、やはり東伊豆は全滅だと思われます。。。
意を決して、また西伊豆へ向かい、どん深の黒崎か陸トンビへ行くことに。でも既に昼なので人が一杯で入れない可能性もあります。ます黒崎に行くと駐車スペースに車が無い。これはチャンスです。陸トンビは人がいる可能性が高いため、黒崎で釣ることに。磯場に下りると、やはり人はいません。ラッキー。
何とか当たりが出て1匹でも釣れればと2本出し分のピトンをセット、
まずは1本の竿でガンガゼ2本がけし放り込みます。5分位待つと、穂先に本命らしい当たり。おおっ、いる所にはいるではありませんか。見ているとグイーッとすぐに竿が引き込まれました。1投目からいきなりイシガキダイ!これを待ってました!
2投目はエサが瞬殺。このペースだとエサがもったいないのでガンガゼ1個掛けで投入し手持ちで勝負すると、すぐに当たりがあり2匹目がかかります。
これは入れ食いではないかっ!その後は、エサが瞬殺、引き込まれて釣れる、引き込まれるもばらし、の3パターンが交互に続きます。魚の食い込みは悪いが匂いが強いガンガゼで誘ってザリガニ投入で食い込ませるいつものパターンを試すと、ザリガニ1投目で即食い込みます。3匹目。
同じエサを続けると、エサになれるのかエサだけ取られることが多いのでガンガゼとザリガニをローテーションしながら続けます。
4匹目
5匹目は20cm台なのでリリース
6匹目は10cm台なのでリリース
7匹目
エサが尽きて終了。エサがあればまだまだ釣れそうです。初めてストリンガーの5つの枝に全てイシガキダイを付けることができ大満足。大漁です。
帰りがけ、黒崎の付根左側にルアーマンがいたので話を聞きに行きます。
・地元なので年100回は陸トンビや黒崎で釣っており冬はメジナでそれ以外は青物狙い。
・メジナはこの場所が良いと思うが他の場所は行かないのでわからない。
・昼過ぎから釣り始める底物師を見たのはあなたが初めて。
・25cm位のフエフキダイが釣れたが他は当たりなし。
・最近イシガキダイが数釣れているらしい。
・黒崎は今週からエビ網が解禁となるので釣りづらくなるかも。
いろいろと教えていただきありがとうございました。
暗くなる前に撤収。
帰りは土肥経由で東名を使うと短時間で快適に帰宅できました。
久しぶりに食すイシガキダイの刺身は最高においしく、カルパッチョも絶品でした。また今秋も底物にはまってしまいそうです。