久しぶりにPendragonのニューアルバムLove Over Fearを聴きこんでます!

 

 

Pendragonといえば、1990年以降の3rdアルバム The Worldぐらいから、プログレ・テクニカルロック好きから支持され始めたシンフォニック・ロックバンドだと記憶してます。

(2枚目までは初期マリリオンに近くて、シンフォニックというよりもポンプ・ロックと言うとしっくりくる感じです。)

 

なんといってもボーカル&ギターのニック・バレットを中心としたバンドで、曲調が叙情的でかつ、ファンタジックな音の世界観といった感じでしょうか。

良く、初期ジェネシス、キャメルの方向性と言われますが、叙情的な方向性が同じ方向を向いているのは認めますが、個人的には曲が展開する際のリズムの緩急の付け方が絶妙で、曲の世界観がもっとファンタジックな感じで鮮麗な感じがPendragonサウンドだと思います。

(私的には初期ジェネシスは眠くなることの方が多い。メリハリ不足。もちろんおっ!と思う曲もありますし、嫌いじゃないけど・・・眠くなる・・・。www)

 

このバンドの特徴をパートごとに書くと・・・

・ボーカル: 声質は、少し高めでかつ少しカスレ成分をブレンドした感じ。悪くない。

 

・ギター: リフで構成するタイプではなく、フレーズで組み立ていくタイプで、フレージングの中で、ちゃんと緩急をつけて、泣き系トーンを多用する。

 

・キーボード: とにかく世界観を大事にするアレンジが光る。ストリングスやピアノ、オルガン、パッド系も馴染みやすいエッジが立ってない音色を選択しているように見える。

 

・ベース: フレットレスベースの様な音色で、ベースラインはそれなりに動き、こちらも世界観を壊すことなく、曲の緩急に合わせて、リズムを刻んでるだけだけど、音量といい、音質といい、絶妙なバランンスで、まさに名わき役ですな。

 

こんな感じ。

 

しかし、そんな叙情的でファンタジックなPendragonも7作目のBelieveから、ガラッと作風が変わります・・・

簡単にいうと ちょっと暗いモダンな世界にようこそ!

まあ、それなりのアレンジして、現代風テクニカルロック風なサウンドに・・・まるで、ダークサイドに堕ちてしまったのか?!とも思える曲調の変化・・・。

 

その後の2枚を買いましたが、もはや叙情的でファンタジックなサウンドは、見る影もありませんでした。

この時に思ったのは、きっと彼らの中であの世界は壊滅してしまったのだろうと・・・(涙)

 

1年半ぐらい前にニューアルバムLove Over Fearが発売されたのは知ってましたが、もはや今までに叩きのめさせられていましたので、レビューを見てもちょっと信じられないぐらいでした。

 

流石に1年半も経ったので、輸入盤CDも安くなっており、重い腰を上げて、今回買ってみたということです。

 

するとどうでしょうか?!

 

おおっ! Welcome back to fantasy sound world!!ではないかっ!!

まだ、モダンさが残ってるけど、これぐらいはしゃあない。www

 

ということで、あのPendragonが遂に戻ってきてくれたことに感謝!!

いや~、久しぶりに音楽聴きながら、ビール呑んじまった!www

 

 

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