おいらは、通勤に片道約1.25-1.5hぐらいかかる田舎に住んでいる。

長い通勤時間を忘れられるようにOnkyo DP-X1a + Shure SE846(バランス接続リケーブル) or SENNHEISER IE800(2軍YAMAHA EPH-100)の最高のCPを発揮する?!布陣を用意して、音楽を楽しんでいた。

 

しかし、最近の満員電車では、この大きなDAPと有線の煩わしさ(たまに人のカバンなどに引っかかるのだ)から、音楽を聴く気持ちになれなかったり、DAPの電池の持ちの悪さが引き起こす、いくつかの問題※により、結果聴けなかったりとまるでデフレスパイラルのように音楽を楽しむことができない状況に…

 

※おいらのDAPはSoCが古すぎで、電池持ちが悪い。そのため電源をこまめに切る運用をしているのだが、採用OSがAndoroidなので起動が遅い・・・。更にずぼらなおいらは充電をよく忘れる・・・。Qi対応のDAP作ってくれよぉ~!!

 

この状況を打破するためにはどうするか・・・

よくある解決策で、通勤時は無線化することによる有線接続からの解放を目指す=Bluetoothソリューションの適用となる。

ただ、このソリューションは、絶対に音質が下がるので、いかに自分を納得させるレベルにするか?がポイントとなる。

 

音質の劣化を最小化するには、どうすれば良いか?

それには、Bluetooth Audioの仕組みと実際に音が出るまでのプロセスを知る必要があり、ざくっと書くとこうなる。

 

DAP---BTレシーバー---イヤフォン

↑.           ↑.                ↑.       ↑

①②.      ③④.             ⑤.      ⑥

 

①元の音楽ファイルを復元=PCMに変換

②Bluetoothレシーバーに対応したコーデック(SBC,AAC,aptX,aptX HD,LDACなど)に変換して、送信

③DAPから送信されてきたコーデックでPCMへ変換

④D/A変換+アンプ

⑤アナログ線による接続

⑥イヤフォン・ヘッドフォンから音が鳴る

 

上記を元に音質にこだわるのであれば、下記A.~C.のポイントをどうするか?が重要。

 

A. ①のために可逆式のコーデックのファイルとした方が良い。 → 音楽ファイルのコーデックの問題だが、DAPの容量問題に直撃する。

 

B. ②と③でより、音質ロスの少ないコーデックで接続できるようにする。 → DAPとBluetoothレシーバーの対応度合いにより変わる。今のDAPを利用するのか、しないのか? 経験上、aptX対応はミニマムな要求レベルで、音質の良さはSBC<AAC<aptXの順となる。(UE9000で体験済)

多分aptXとLDACは、未知数だが同程度と思う。

 

C. ④と⑤と⑥・・・ここがBluetoothを使ったイヤフォン・ヘッドフォン環境の選定のキモともいえる。

ただ、④と⑤に関しては、要求レベルを高めてしまうとでかいレシーバーと有線接続・・・とポタアンと同じ状況となってしまい、何を目的に無線化するんだっけ?!という状況に陥ってしまいがちなので、ケーブルが絡まない様な製品を選定することにする。

 

所詮小さい物なのでアンプなど大した物を搭載できないのだから、この部分はメーカーを信じる!ぐらいの割り切るのだ。

ということで、音質はほどほどに追い求めるとして、イヤフォンの装着スタイルを考えてみると下記2つのパターンに分かれると思われる。

 

・とにかく無駄なケーブルなどを排除して、Coolに接続するぜ!

・音質劣化は避けれないけど最小限にしたいぜ!しかも保有資産を有効活用したいぜ!

 

前者の「とにかく無駄なケーブルなどを排除して、Coolに接続するぜ!」は、いわゆる一体型を買うことになる。

イヤフォンだとApple AirPods、 EARIN M-2、ERATO VERSE、Bose SoundSport Free wireless headphones といった完全独立型。

ヘッドフォンだとSENNHEISER, MOMENTUM On-Ear Wireless, Bang&Olufsen BeoPlay H8, Beats by Dr.Dre studio wireless, Bose  QuietComfort 35といったところか。

 

おいらは、ファッションなど気にしない方なので、イヤフォンなどの外見に凝る気がないっ!

しかもイヤフォンの完全独立型は、連続再生が2-4時間で短め、紛失する可能性も高い、更には価格も高め…この段階で選択肢から除外。(ヘッドフォンは、暑かったり、音漏れが気になるので、満員電車などありえんでしょう。既にUE9000持ってるしね。)

 

ということで、おいらの場合「音質劣化は避けらないけど最小限にしたいぜ!しかも保有資産を有効活用したいぜ!」派となる訳だ。

このセグメントは、拡張性のあるレシーバーのみを買うか事になるが、下記2つの選択肢が存在する。

 

・小さな箱みたいなレシーバーのみのタイプ(既存のステレオミニプラグで接続)

・左右一体型でイヤフォンとMMCXコネクタ接続できるタイプ

 

という選択肢となるが、前者はそれこそポタアンみたいラインナップなりつつあるが、凝り始めるとなんのための無線化?!となるので、このタイプは取り敢えず不採用とする。

 

となるとMMCX型のレシーバーとなるが、今のところメジャー系メーカーだとShure RMCE-BT1(SBC),Westone WST-BLUETOOTH(SBC,AAC,aptX), SONY MUC-M2BT1(SBC,AAC,aptX,LDAC), JVC SU-ARX01BT(SBC,AAC,aptX)あたりか。

 

これらは連続再生時間7時間以上となっており、充分おいらのもう1つの要件を満たしている。

スペックで行くとSONYの一択となるが、LDAC対応DAPなんて持ってないし、買う予定もない、何でもShure掛けもしにくいなどのレビューもあったので、WestoneかJVCから選ぶことにした。(SBCしか対応しないShureは論外)

 

Amazonで値引きしており、波形補正を実現するK2テクノロジー機能もついているJVC SU-ARX01BTが妙に興味を持ってしまい、視聴もせずに購入してしまった!!(^^)

 

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#パッケージもそれなりに良い感じ!(^^)
 

ただ、これが後の後悔に繋がるとは...後編に続く