このところブログは 脱税事件において関連した女性のお話しをしました。
今振り返ってみると それぞれの女性の心情については
当時ほとんど考えませんでした
マルサの仕事は「脱税した悪いやつを告発すること」のただ一点です
当時はそれが当たり前で脱税事件の関係者で詳細に調べをするのは
脱税を行った実行行為者や首謀者の動機に至る心情くらいです
ただほとんどの脱税事件では、女性の存在 が大なり小なり関わっています
お金 地位 権力 名誉 女性
これらは男が欲しがるものです
脱税の動機はこれらが絡み合っています
長い査察調査の経験から動機を明確にできるか否かによって事件の成否が分かれます
よくありがちは動機は 「将来の事業経営にもしものことがあった時に備えておきたかった」
などですね
「愛する妻や特殊関係人(愛人)の将来のためにお金を少しでも残してやりたかった」
「家族や従業員のために脱税しました」
との供述はあまり記憶にありません
でもでも 女性たちは、彼のために悪いこととは知りながら脱税の一端を担っていたのです
今から思えば 脱税は ウーマン が調査のキーポイントだったと思います