さっきの駅の向かいのホームで

酔って産まれたてのナントカみたいになってるおじさんがいた

立ち上がりたいけど立ち上がれない

たくさんの人が電車から降りてくるのに見向きもしない

遠くからジャンプかマガジンか
とにかく漫画雑誌だけを持った髪型がアシメのオシャレメガネの若いお兄さんがおじさんの様子をうかがう

大丈夫ですか?

だいじょぶだいじょぶ

おじさんはへたり込む

あ、駅員さん…!

お兄さんは駅員さんの方に手を挙げて知らせようとするけど
駅員さんは気付かない

気付いたのは他のおじさん

どうしよう…駅員さん呼びに行きたいけどこの人ほっとけないし…

困るお兄さんを察してか
そろそろと駅員さんに近付く酔ってない方のおじさん

あともう少しでおじさんが駅員さんに声を掛ける!


そこで私が乗る電車が遠ざかって見えなくなった


…そんな風景を見て泣きそうになったのは
感動とかではなくただ
自分はそういうことをできないだろうということが
情けなくなったから


簡単じゃないんだ


でも
でも

“自分への絶対的な信頼感”

これがあるから変われるんだ

絶対、大丈夫。



…時々、薄れるけど。
分かってるんだよ

分かってたんだよ



心配されるのが一番きついんだ。

元々強がりを言える性格なんかじゃないくせに。

私はあと何度忘れて
あと何度救われて
あと何度思い知るのだろう。

なにやってんの。

ばかだ。

本当に大ばか人間だ。



変えなきゃ
変わらなきゃ

そのための
今が第一歩



もう十分

もう本当に十分
『大好きな人が
愛する人が
大切な人が
この世に生きているということは
「当たり前」では決してない』

これが私の全ての
“原点”

一生忘れずに生きていく





ありがとう。