“歯車”は少しずつ動き出し

6年近く断続的に在り続けた“地獄”は
あれ以来訪れてはいない

新しい幕開けと同時に
新しい試練の始まりだろう

既に
“地獄”のない日常に不安定さを感じている
何年も掛けて不自由にした心は
いきなり解き放たれて戸惑うばかり

「変えられるのは自分だけ」という自由の中に
可能性を今は感じるのみ
それでも「信じろ」と
聞こえてくる声

自分を
自分の今までを
大切な人たちを
大好きな人を

守られて
許されて
愛してもらって生きてこられた

「信じろ」って
強く強く思う
自分の心と
自分の過去が

重荷になっているかもしれないと考え出すと

申し訳なさで
胸が潰れそう

どうか困らないで

私は大丈夫
写真を見返す

「いい顔してるな」っていう時の私は

「大人になった」とも
「大人になりたい」とも思わず
「分かっている」フリもせず

今考えれば何故あんなにも不安がなかったのか

それでも苦しさは今よりもあったのに

ただ毎日が楽しくて

受け入れて

自分に期待をしていた


けれど難しく考え出した時から

比べてみれば表情も固く

「どう見られているか」ばかり実際は
気にしている


幸せな“妄想”をするのはいけないと
いつから思ってしまったのだろう

現実のショックを和らげたかっただけ

考えられるだけの“悪夢”も“地獄”も
もう考え尽くした

“願い”も“望み”も
はっきりしている

準備しかできないんだよ

焦るなよ

どうかもう本当に

恐がらないで

実現してほしい
未来を描こう
多分

その人が
“最上”としているものは

その人にとっての
“満たされるべき最低限のneed”でもあるんだ