妄想族 1
自分の人生で起こった出来事・・・・・・・
いいことでも


それは神様(妄想族は仏教


そう思えるようになるまでには

体中の水分が無くなってしまうのではないかと思うくらい泣いて

胃がひっくり返るような痛みを味わって

やっと辿り着いた、今この瞬間での「悟り」でありマっする

愛する人との別れが目の前にある時

私たちは人生のとんでもない渦の中にいることを実感しマっする

ここで「さよなら」とひとこと言ってしまったら

もう一生会うこともなくなりマっする

何度、別れを経験しても

その瞬間は崖の上から谷底を覗きこむような怖さを伴うよ

そのひとことを口にするかしないかで

運命が変わってしまうのだからね

二人の間に愛というものが無くなってしまったから

別れがくるのだろうか

確かにあったはずの「愛」はどこへ行ったのだろう

あんなに自分を愛してくれた恋人の気持ちはどこへ行ったのだろう

人の心が変わっていくのはわかっていても

リフレインする思い

こんな時、理屈や理論なんて何の役にも立たない

その思いを理屈で考えればいくらでも答えは出るけれど

ちっとも心を通り抜けていかない

ただ一つわかっていたのは

いつかきっとわかる日がくるということだけだ

どうにもならない気持ちを一つ一つ乗り越えていくことが

たぶん「生きる」ということにつながっていくのだとね



