新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて
「お客様は神様です。」
これは故三波春夫さんの言葉でよく耳にすることがあります。
でも三波春夫の本意と一般に広がってしまった意味とがあまりにも違い過ぎるんです。
三波春夫さんが仰った意味は、
お客様に歌や長唄を披露する時はあたかも神前で祈るときのように雑念を払ってまっさらな澄み切った心にならなければ完璧な芸をお見せすることはできません。
なぜなら演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件だからです。
とおっしゃっています。
つまり「お客様=神様」は三波春夫さんが演者としての舞台上の心構えを仰っただけの話であり、客の言うことは絶対なんてことは一言も言っていないんですね。
ただこの言葉の意味を無視して勝手に都合の良いように使ったCMがありました。
ご本人も登場されて両腕を下に広げながら、“お客様は神様です。”と喋ったCMでした。
多分これが一番勘違いさせた原因かと思いますね。
これと似ているのが「報・連・相」
会社員なら必ず耳にする
報告・連絡・相談
です。
これはSMBC証券の前身、山種証券の故山崎富治社長が1982年に社内に提案した言葉です。
当時の山種証券は他社からの転職者が多く、生え抜きでない社員や末端社員とプロパー社員との間に非常に高い壁があり、特に転職組は肩身の狭い立場を強いられ優秀な転職者であっても意見できないという風潮が蔓延していたそうです。
確かに転職組がプロパーに意見することはかなり厳しいと思います。
そこで山崎社長が転職してきた社員であっても風通しの良い職場環境をつくるため、「報告」「連絡」「相談」を管理者側から部下に働きかけるようにしました。
部下の困り事はないか、不満はないかなどを共有することで社内の風通しを良くし業績アップに繋げようとしたのです。
そうです。
報連相は管理者が行うことなんです!
ところが報・連・相は部下が自発的に行うものだと勘違いしている管理者が非常に多くいます。
故山崎社長もこう言ってます。
報連相は部下の努力目標ではない。
「お客様は神様です」と「報連相」は発した本人の本来の意味を無視して、使う側に都合の良く解釈されていると思いませんか?
ただ…
多勢に無勢
かもしれないんですけどね。