悠太と付き合っている時
一緒に貯金をしようと
悠太の口座を借りて貯金をしていました。
私は介護の仕事をしている時は
家賃や光熱費を払うので精一杯で
悠太がコツコツ貯めていてくれました。
悠太は通帳を。私にはキャッシュカードを持たせて
くれていて困った時は使っていいよと言ってくれていました。
それだけは使ってはいけないと分かっているのに
そのお金に手をつけてしまったのです。
3万かそれくらいだったと思います。
別れた彼氏のお金を勝手に使ってしまうとか
最悪な人間ですよね。
その時も分かっていたのに
お金を集めなきゃ。
それだけの思いで悠太のお金に手をつけてしまいました。
それからは毎日自己嫌悪に陥り
寝ている時間意外は
飲めないお酒を浴びるように呑んで
1日何箱もタバコを吸い
食事は疎かになっていきました。
周りの同世代の子たちが
キラキラしてみえた。
毎日何も楽しくなくて
いつからか私は笑えなくなっていた。
毎日泣いて、ろくに睡眠も取れず
肌はボロボロ。そんな状態で親にも会えず
仕事に行く時も表情がバレないように
マスクをして行っていた。
なんでこんな事になってしまったのか?
思い出すのは悠太と過ごした時間ばかりで。
戻りたいって何回も何回も思った。
戻れるわけないのにね。
自分の事とかどうでもよくなって
すぐにでも消えてしまいたくて
その時は悠太との幸せだった時間を
思い出すのが辛くて
私は悠太との思い出を捨てた。
うちに置いていった悠太の靴も
私に着ていいよって貸してくれていた
悠太の高校時代のサッカーのユニフォームも
悠太との思い出を全部消した。