なんと、1週間に3度も王家を観劇。
もともと手持ちは新人公演のみ。
初演の王家は映像でしか見た事がないので、本編をまずは見たいと思ったものの
予定となかなか合わず、新人公演の2日前になってしまった
失礼ながら脚本が面白くなかったらこんな連続行くのは厳しいと思って
どうしようなんて思ってたのは杞憂に終わりました。
アイーダというと、オペラ、エルトンジョンのミュージカル版に、宝塚版とあり
私はこのエルトンジョンの劇団四季版が馴染み深い。
劇団四季版が頭にありながら、実際観劇してみるとおよその流れと命題は同じものの、
演出のアプローチや、見せ方、どの登場人物に焦点をあてていくかやっぱり違うので
興味深く観劇しました。
両方に出てこない登場人物もいれば性格も違うし、末路も違っていたので、
その違いをとっても楽しめました
感想ですが、私の主観かつあまり宙組を観ない為、はぁ?って思うこともあるかもしれませんが、
朝夏ななとさんラダメスについては、歌、芝居、ダンス、すべてにおいて、
バランスがよく、癖がなく、全組を通して一番安定してて、良かったなという感想です
繊細に役作りをされていて、目の表情や「包容力」が素敵でした。
声量もあって、台詞もとっても聞きやすい。
何があっても平和とアイーダを想い続けるラダメスに、
ラダメスとなら、一緒に死んでもいい、とか思ったりして(笑)
度胆を抜かれたのはファラオと、真風!でした。
ファラオは存在感が凄い!・・
初見の友人と一緒に行った日は、ファラオとスゴツヨの歌ばかりが
印象に残ってましたね。
真風は登場した瞬間から「かっこいい!!!!!
大きい(存在が)
」と思い、
変は意味ではないですが、星組の中にいると上級生がやたら個性的で、
むしろゆりかちゃんと可愛がられ少し下がった感じに見えてしまっていたけど、
宙組では、真風の存在感、大きさったらもう~と大感動しました
宙組に行かれてしまったのは勿体なかったけど、組替えは成功だったと思います
物語、冒頭ですぐに、ラダメスとアイーダの恋が進展してたので
スピード展開が早いか?!と思ったものの、間に、ちょこちょことした
場面を入れてきたので(そこがちょっと退屈に)あれでしたが、四季だと、
後半になるまで、二人がお互いの気持ちに気づかない確かめ合わないから
もどかしい感じでしたけど。
アムネリスのうららさんは、高音になると、音が消えるか、弱くなってしまうのが
とっても残念に思いました。地声はよく通るのに。
アムネリスはそもそも、ファラオの娘として、何不自由なく育ってきたものの、
実は籠の鳥。手に入らないものは何もないけれど、幸せであるかはわからない。
戦いの遠征の話や外の話を持ってきてくれて、自分に外の世界を見せてくれるのは
きっとラダメスだけ。愛とか恋とかという以前に、ラダメスは自分の救世主でいて
ずっと自分の傍にいてくれる存在であると思っていたと思います。
でも、そこにアイーダが現れてしまったために、愛なのか、執着なのかわからない感情で
ラダメスを縛るようになってしまうけれど、最終的には、「愛」の力で彼女自身の成長も
なしえたと思います。ファラオになりイシスの神の子として、
父であるファラオを亡くし、愛するラダメスを死に追いやる命令を下さなければならない。
とっても難しい役ですよね~
アイーダのみりおんさん
初見はあまり好きではなかったのですが、おそらく、みりおんさんが、ではなく、
アイーダの役としての設定が、なのかもしれません。
エチオピアの捕えられた民同士で、国同士の結束を高めるシーンや、
愛する故郷を想うシーン、ラダメスと王女として祖国の筆頭であるという両方の
狭間に揺れ動く心情があまり感じる事が出来ず、誰に対しても強気でぶつかり、
ラダメスラダメスとしかいってないような常に「ただの女でいたい」という感情ばかりが
伝わって来てしまっていたからなのかもしれません。
いや、もしかしたら、ウバルドも言うように「アイーダお前の気持ちをわかっちゃいない」
のかもしれませんが(笑)
そして、最後の地下石室での場面、ラダメスの「もう・・・出られない」のくだりからに涙しました
ずっと愛と理想に燃えて前進してきたのに・・・。
印象に残るシーンはたくさんあるのですが、
アモナスロ王が本当におかしくなってしまうのは、まさに戦いの傷跡ではないでしょうか。
奇しくも8/15の終戦の日に観劇したこともあり、思うところは深かったです。
新人公演について、少し。
ずんちゃんラダメス
を観るのを楽しみに行ったという感じなのですが、
本公演でメレルカでも好演でしたが、
ラダメスもそれはそれは美しく・・・声も綺麗だし、若々しいラダメスを演じられてました。
宙組においては、小柄な男役さんだし、線も細いとは思いますが、これからも期待してます。
花が咲いたような満面の笑顔にいつも癒されます。
星風まどかさんのアイーダと、ららさんのアムネリスは、やはり学年が若い分
というか星風さんは研2とか!幼さが目立ってしまう感じはあったけれど、
完成度は高いなと思いました。
いや~ともかくも王家に捧ぐ歌最高でした