●小沢が吠えた!「茨城で惨敗したら地方が火を噴く」
(日刊ゲンダイ 2010/12/8)
小沢一郎が吠えた。7日夜、都内で同党の松原仁ら中堅議員7人と会食した小沢は12日投開票の茨城県議選に言及、「惨敗したら、それが火種になって全国に広がり、4月の統一地方選は戦えなくなる。地方が火を噴く」と述べ、菅政権が窮地に陥るとの見通しを示したという。
また小沢は「自分は今は動けないが、いよいよ非常時になれば、日本の政治のために何でもする」とも語った。



●「仙谷官房長官、代えるべき」 民主党幹部が辞任求める
(産経新聞2010.12.8 16:36)http://p.tl/Zn6S


民主党幹部は8日午後、参院で問責決議が可決された仙谷由人官房長官について「代えるべきだ。そろそろ誰かが言わなければならない」と述べ、来年1月の通常国会前の辞任を求めた。

 同幹部は、岡田克也幹事長ら党執行部が小沢一郎元代表の国会招致への道を模索していることについて「それよりも、(問責決議が可決された)仙谷、馬淵(澄夫国土交通相)の方が深刻だ」と指摘。「そんなこと(小沢氏の国会招致を進める)をしたら菅政権は終わりだ。党は内紛、分裂だ」とも述べた。




●小沢氏招致は不要=国民新・亀井氏
(時事通信 2010/12/08-15:54) http://p.tl/qEhE

 国民新党の亀井静香代表は8日午後、党本部で記者会見し、民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題について「被告の立場になる人がしゃべれることは限られる。パフォーマンスでやって党勢が回復できるものではない」と述べ、招致は不要との認識を示した。
 また、菅内閣の政権運営に関し、「現実的な政治手法を取るとなると、身内を固めることになる」と述べ、小沢氏のグループを含めて党内融和を図るべきだと強調した。 




●小沢氏、両院議員総会の開催促す 中堅通じて首相側牽制
(朝日新聞 2010年12月8日11時32分) http://p.tl/u_m9


 民主党の小沢一郎元代表は7日夜、東京都内で会食した党中堅議員に対し、「近く両院議員総会を開催するべきだ」と語り、党執行部に開催を要望するよう求めた。菅直人首相の政権運営に不満を持つ議員らが公然と異議を唱える場作りを指示したことで、「脱小沢」路線を進める首相側を強く牽制(けんせい)したものとみられる。

 会食の複数の出席者によると、小沢氏は12日投開票の茨城県議選に触れ、「仮に大惨敗すれば地方組織から不満が噴き出す。自分は動けないが、君たちが動いて地方の声を代弁するため、(党執行部に)両院議員総会の開催を求めて欲しい」と話した。「菅直人首相、仙谷由人官房長官のコンビでは政権が成り立たない」とも述べ、仙谷氏の交代の必要性も示唆した。

 さらに小沢氏は、自民党との大連立や民主党の分党にも言及。「今の党執行部は、自民党と主義主張が違うので大連立も出来ない。自分は大連立も分党もやる覚悟があるが、まず、君たちに動いて欲しい」とも語ったという。

 両院議員総会は、代表の求めか常任幹事会の議決で開かれることになっているため、実際に開催される可能性は低いと見られる。ただ、政権批判を強めている小沢氏が、中堅議員に対して両院議員総会の開催という具体的な行動を促したことは、菅政権への強いいらだちを示したものといえそうだ。

 一方、民主党の岡田克也幹事長は7日、国会内で輿石東参院議員会長と会談し、小沢氏の衆院政治倫理審査会への出席を議決するかどうかについて協議したが、結論は出なかった。岡田氏は近く、菅首相とも協議するとみられる。