●小沢氏「やぶれかぶれ解散ある」直系1年生議員にハッパ
(朝日新聞 2010年11月19日3時3分) http://p.tl/G6r -


 民主党の小沢一郎元代表は18日夜、東京都内の中華料理店で衆院当選1回の直系議員グループの会合に出席し、菅内閣が厳しい政権運営を強いられていることについて「やぶれかぶれ解散をするのではないかと心配している」と語り、選挙準備を急ぐようハッパをかけた。

 出席者によると、小沢氏は菅政権の現状について「このままではお国が危ない」と指摘。「こういう状況になると解散も一つのカード。君たちも選挙を頑張らないといけない」と述べ、首相が局面打開のために衆院解散に打って出る可能性に触れた。

 そのうえで、選挙になれば「自民党も勝てないし、民主党も勝てない」と分析。政党政治が崩壊して軍部独裁を招いた戦前の日本を念頭に「過去のような危険な道に進む可能性があるのが怖い」と語ったという。




●「破れかぶれ解散」の可能性も=小沢氏が見通し
(時事通信 2010/11/19-00:05) http://p.tl/p2ff


 民主党の小沢一郎元代表は18日夜に開いた自身を支持する新人議員グループの会合で「破れかぶれ解散の可能性がある」と述べ、政権運営に行き詰まった菅直人首相が早期の衆院解散に踏み切ることもあり得るとの見方を示した。出席者が明らかにした。 
 小沢氏は菅政権を取り巻く状況について「厳しい」と指摘。「今解散すれば、(新人議員は)一人も残れない」などと語ったという。




●小沢氏が早期解散の可能性に言及 支持派議員と懇談
(共同通信 2010/11/18 22:23) http://p.tl/MXI4


 民主党の小沢一郎元代表は18日夜、石井章衆院議員ら党内の支持派議員約25人と都内で懇談した。出席者によると、小沢氏は「民主党政権の現状は厳しい。衆院が解散されるかもしれない。常在戦場だ」と述べ、早期の衆院解散・総選挙の可能性に言及した。同時に「みんなで民主党をどうしたらいいか、答えを見つけるようにしっかり頑張れ」と激励した。

 懇談に先立ち石井氏らは国会内で会合を開き、小沢系の衆院当選1回議員による新たな政策グループを25日に発足させる方針を決めた。参加者は50人超となる見通し。最高顧問には小沢氏が就任する。

 政策グループは昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)の堅持を目標に勉強会を定期開催、政府への政策提言を行う。これまであった当選1回議員の親睦団体を衣替えし、結束を強化する。




●小沢氏「衆院解散も」 3夜連続で若手と酒酌み交わす
(産経新聞 2010.11.19 00:25) http://p.tl/bJoP

ネット番組に出演する小沢一郎元民主党代表。手前にはマスコミのカメラが=3日(荻窪佳撮影) 民主党の小沢一郎元代表は18日夜、東京・赤坂の中華料理店で開かれた若手議員との懇親会に出席し、「民主党政権の現状は厳しい。大変だ」との認識を示したうえで、「解散はいつあるかわからないぞ。常在戦場だ」と述べ、早期の衆院解散・総選挙の可能性に言及した。

 小沢氏に近い衆院当選1回生でつくる「一新会倶楽部」のメンバーら約30人が参加した。

 「一新会倶楽部」は名称を改め、今月25日にも全体会合を開き、小沢氏中心の勉強会として活動を強化していく方針を確認した。小沢氏は「みんなで民主党をどうしたらいいか、答えを見つけるようにしっかりがんばれ」と激励した。

 出席者によると、小沢氏は各テーブルごとに紹興酒やビールを注いで回り、終始上機嫌だったという。

 小沢氏は16日から3夜連続で若手議員との懇親会出席となる。




●“3閣僚への問責決議案を”
(NHKニュース 11月19日 0時10分) http://p.tl/_6-b


自民党の脇参議院国会対策委員長は記者団に対し、「3人の閣僚に対する問責決議案は、ほぼ確定的だ」と述べ、柳田法務大臣に加えて、仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣に対する問責決議案を提出したいという考えを示しました。

自民党は18日に参議院議員総会を開き、閣僚に対する問責決議案の取り扱いについて協議しました。この中で、出席者からは、「仙谷官房長官が自衛隊を暴力装置と述べたことは、謝罪して済むものではない」という意見や、「必ず可決するために野党共闘を重視すべきだ」などという指摘が出され、最終的に対応を執行部に一任することを決めました。このあと、脇参議院国会対策委員長は記者団に対し、柳田法務大臣について「きょうの予算委員会での答弁を見ても、とても大臣をお願いできる人ではない。問責決議案を必ず出す方向になる」と述べました。そのうえで、脇氏は「3人の閣僚の問責決議案を提出するのは、ほぼ確定的だ。そのほかの大臣についても検討する」と述べ、柳田法務大臣に加えて、衆議院で不信任決議案が否決された仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣に対する問責決議案を提出したいという考えを示しました。




●柳田法相の参院での問責可決へ 辞任不可避の見方も
(共同通信 2010/11/18 21:53) http://p.tl/mweG


 柳田稔法相の国会軽視発言をめぐり、自民党が参院に提出予定の法相問責決議案は18日、野党各党が賛成方針で足並みをそろえ可決の見通しになった。法的拘束力はないが、関係する国会審議が困難になるなどの政治的影響は大きく、進退への波及は必至だ。民主党内では「辞任は避けられない」(幹部)との見方が出ている。自民党は週明け提出も視野に検討を進める。

 菅直人首相は18日夜、記者団に「本人は深く反省して謝罪している。これからも丁寧に誠心誠意やってほしい」と続投させたい考えを示した。

 だが、自民党の谷垣禎一総裁は記者会見で「法相としての資質を欠いている。辞任すべきだ」と強調。ただちに罷免、辞任しなければ、問責決議案や衆院への不信任決議案を提出する方針を表明した。

 共産党の穀田恵二国対委員長は問責決議案対応について「(柳田氏は)反省をしておらず、首相が罷免しないなら賛成する」と述べ、公明、社民両党に続き賛成方針を明言。みんなの党の渡辺喜美代表も「国会軽視の発言は問責に値する。(問責賛成は)当然だ」と強調した。たちあがれ日本と新党改革の幹部も、それぞれ記者団に同様の見解を示した。




●郵便不正、検証アドバイザー3人を選任…最高検
(読売新聞 2010年11月19日00時53分) http://p.tl/jzCi


 厚生労働省元局長・村木厚子さん(54)が無罪となった郵便不正事件の捜査・公判を検証している最高検は18日、検証作業をチェックする「検証アドバイザー」として、元裁判官ら3人を選任したと発表した。

 今後、3人の提言を受けて補充調査や検証内容の修正を行い、年内に最終的な検証結果を公表する方針。

 3人は、元東京高裁部総括判事の安広文夫・中央大法科大学院教授、元東京高検検事の高井康行弁護士、刑事法制に詳しい山下幸夫弁護士。15日付で最高検非常勤職員の辞令を受けた。任期は12月28日。

 最高検は、郵便不正事件の捜査・公判のほか、同事件の証拠品を改ざんしたとして証拠隠滅罪で起訴された大阪地検特捜部の元主任検事・前田恒彦被告(43)が過去に手がけた約30の事件についても検証している。