●岡田氏の会談要請に応ぜず=政倫審出席に難色か-小沢氏
(時事通信 2010/10/28-00:16) http://bit.ly/9dl3dh

 野党各党が強制起訴される小沢一郎民主党元代表の証人喚問などを求めている問題をめぐり、同党の岡田克也幹事長が小沢氏側に会談を申し入れたのに対し、同氏側から返答がないことが27日、分かった。党関係者が明らかにした。
 岡田氏ら執行部は、29日に提出される2010年度補正予算案の速やかな成立を図るため、小沢氏の国会招致に応ぜざるを得ないと判断。証人喚問ではなく、衆院政治倫理審査会への出席を要請する方針を固めている。岡田氏は、執行部の方針を伝えるため、小沢氏に会談を申し入れた。
 一方、小沢氏は政倫審出席に否定的な考えを周囲に示しており、岡田氏との会談に最後まで応じない可能性もありそうだ。




●小沢氏、国会招致で会談応じず 政倫審、早期開催困難も
(共同通信 2010/10/28 02:02) http://bit.ly/d0nyxs


 民主党の小沢一郎元代表が、自らの政治倫理審査会出席など国会招致問題をめぐる岡田克也幹事長の会談要請に応じていないことが27日、分かった。野党側が2010年度補正予算案審議入りを確約しなければ政倫審出席も拒否する意向とみられる。党関係者が明らかにした。

 民主党執行部は小沢氏の招致問題について、補正審議への影響を避けるため週内にも決着させたい考えだが、早期決着は困難な見通しとなった。

 関係者によると、岡田氏は25日の役員会で対応を一任されたのを受け、これまで小沢氏側に数回にわたり会談を求めた。これに対し、小沢氏側は27日まで一切返答していない。小沢氏周辺は「野党が審議に応じるかどうか分からないのに、政倫審を開いても意味がない」と語った。

 岡田氏は27日午後、菅直人首相と官邸で今後の対応を協議。これとは別に小沢氏に近い輿石東参院議員会長とも国会内で意見交換した。別の関係者によると、補正予算案の早期成立に向け、当面は小沢氏と野党双方の出方をうかがう考えで一致した。