菅は無力無能なうえにクリーンでもオープンでもない [小沢が圧倒!"挑発"連発 見苦しい菅]

(日刊ゲンダイ2010/9/2)
「クリーンでオープン」――。きのう(1日)の共同記者会見で、菅が再三、強調したスローガンだ。しかし、この男ほど、こうしたスローガンに程遠い政治家はいない。
「菅首相は『政治とカネ』発言で小沢前幹事長を挑発していますが、よく言えたものです。自分の資金管理団体『草志会』だって、昨年11月、寄付金偽装疑惑が報道されたし、今年6月にもこの団体が支出した5000万円をめぐって運動員の買収疑惑が週刊誌に報じられました。しかし、何ら説明していない。ちっともクリーンではありません」(民主党中堅議員)
社民連という弱小政党で政治生活を始めたことをウリに「市民派」を気取っているが、これも大ウソ。08年、当時の麻生首相が高級ホテルに通う姿を菅はこう批判した。
「一流ホテルのバーが『安い』という感覚そのものが問われている。我々の感覚では焼き鳥屋だ」
ところが、自分が総理になった途端、連日、ホテルで高級レストラン三昧だ。元毎日新聞記者で、政治評論家の板垣英憲氏はこう言う。
「菅首相は薬害エイズ問題で名を上げた政治家ですが、(当事者の)川田龍平参院議員は8月の予算委で『厚生大臣だった時の菅さんと総理大臣になってからの菅さんでは違ってしまった』『今の菅政権のやり方には私は大変がっかりしています』と詰め寄りました。政治哲学のない菅首相の姿勢を表すエピソードです。何かやりたくて首相になったわけではないから、会見では『雇用、雇用』と繰り返すだけでした。具体的にどうやって雇用を増やすのか。ちっとも見えてきません」
政権交代前の民主党が掲げていた記者会見のオープン化にしても「官房長官に任せている」と丸投げでヤル気ナシ。就任当初はぶら下がり会見を拒否したし、TVの裏側では打ち合わせと違うことを理由にブチ切れたりする。ハッキリ言って、TV関係者の評判は最悪だ。
クリーンでもオープンでもない二枚舌男がこれ以上、首相に居座り続けるなんて悪夢だ。