●山岡副代表「必ず小沢氏を出馬させる」
(日テレニュース 2010年8月19日 21:49)  http://p.tl/lIUm

9月14日に行われる民主党代表選挙をめぐり、鳩山前首相のグループの会合が19日午後に長野・軽井沢で開かれ、その後に行われた懇親会に小沢前幹事長が急きょ参加した。懇親会の出席者によると、小沢氏側近の山岡副代表は「必ず小沢氏を出馬させる」と明言したという。

 代表選について、小沢氏は周辺に「党内のみんなも支持してくれるなら考えてもいい」と漏らしており、自ら出馬することも含めて対応を検討している。しかし、依然、「政治とカネ」の問題に対する世論の批判が厳しいことから、党内には「結局、小沢氏が出馬するのは難しい」との見方も多い。小沢氏の周辺でさえ、「もし、今回出馬すれば世論に逆らうことになる」と指摘している。

 一方で、鳩山前首相に挙党体制を求められている菅首相は、難しい対応を迫られている。菅首相周辺では「あくまでも脱小沢でいくべきだ」という意見と、「小沢グループの協力も取りつけ、挙党一致体制を築くべき」との意見に分かれている。今後、小沢グループと鳩山グループがどう連携していくかによっては、菅首相の再選に向けた戦略の練り直しを迫られる可能性もある。

 代表選まで約3週間となり、党内の駆け引きが本格化している。




●立候補や支持拡大求める動き

(NHKニュース 8月20日 4時41分)   http://p.tl/6d_Q

来月の民主党代表選挙を前に小沢前幹事長の擁立を目指す議員は、20日夜、会合を開き、小沢氏の立候補を促すための環境づくりを進めることを確認したいとしているのに対し、菅総理大臣の再選を支持する議員も相次いで会合を開き、支持の拡大に向けた対応を協議することにしています。

民主党の代表選挙をめぐって、党内では、菅総理大臣の対立候補の擁立を模索する動きが続いており、みずから立候補することも視野に入れて対応を検討している小沢前幹事長の動向が焦点となっています。こうしたなか、19日、鳩山前総理大臣の議員グループが長野県軽井沢町で開いた会合には小沢氏も出席し、小沢氏に近い議員らを含め、党所属の国会議員の3分の1を超える、およそ160人が出席しました。鳩山、小沢両氏とも代表選挙について言及しなかったものの、挙党態勢の重要性を訴え、出席者からは小沢氏の立候補に期待する声も出されました。小沢氏に近い三井国会対策委員長代理らは、20日夜、都内で会合を開き、小沢氏の立候補を促すための環境づくりを進めることを確認したいとしています。一方、菅総理大臣は19日夜、蓮舫行政刷新担当大臣や寺田総理大臣補佐官らと会談し、秋に予定されている「事業仕分け」の準備を加速させる方針を確認しました。また菅総理大臣は、円高や株安への対策を検討するため、週明けに日銀の白川総裁と会談するほか、追加の経済対策を今月中にも取りまとめたい考えで、こうした課題に迅速に取り組むことで、支持を広げていきたい考えです。さらに19日夜、福山官房副長官らが呼びかけて中堅若手の参議院議員10人余りが会合を開いたほか、前原国土交通大臣に近い議員グループが、20日夜、会合を開き、支持の拡大に向けた対応を協議することにしています。



●「小沢氏出馬」本格化に対抗、菅陣営も動く
(読売新聞 2010年8月20日01時32分)   http://p.tl/qMzL


 民主党代表選に向け、小沢一郎前幹事長グループが19日、「小沢氏出馬」の環境作りを本格化させたことで、菅首相の再選を支持するグループも対抗する動きを強めることにしている。

 首相周辺は19日、小沢氏らの動きについて、「小沢氏が出馬するかどうかは分からない」と静観する考えを示した。

 ただ、首相支持グループは「小沢氏側は水面下で何度も1年生を集めていた」(若手議員)として、小沢グループの動きに神経をとがらせている。

 首相再選を支持する議員には、「首相を1年に何度も代えている場合ではない」などといった「消極的支持」が多い。小沢氏が出馬する事態になれば、激戦となるのは必至で、首相支持グループも代表選の行方が不透明感を増すと見ている。

 これまで「反菅勢力」を刺激しないよう表立った会合や新人議員の勧誘も控えてきたが、首相を支持する前原国土交通相のグループは20日、菅グループも23日、それぞれ会合を開くなど、支持固めを図る方針だ。

 一方、菅グループには、小沢氏の動きに対する戸惑いもある。「『親小沢』対『反小沢』でやっている場合ではない」(菅氏周辺)と、小沢氏を含めた挙党態勢づくりを掲げることで、小沢氏側との融和を目指す動きもあるからだ。




●鳩山懇親会出席に大拍手 小沢氏代表選出馬検討へ

(テレ朝ニュース 08/19 18:12)    http://p.tl/JdF6


 民主党代表選挙の告示まで2週間をきるなか、鳩山グループの懇親会に小沢前幹事長が姿を現しました。小沢氏は、代表選に向けて出馬の検討に入りました。

 小沢氏が挨拶をすると、出席者から大きな拍手が上がるなど、会場はさながら出陣式のような雰囲気でした。会場では議員たちと終始、上機嫌で談笑していた小沢氏ですが、鳩山前総理大臣とは代表選について話題が及んだのか、神妙な表情で話し込む一幕がありました。
 民主党・小沢前幹事長:「お互いに力を合わせて一生懸命頑張って、国民の期待に応えるよう頑張りましょう」
 懇親会には、総勢150人近くが集まり、菅総理大臣の政権運営に批判的な議員からは小沢氏の出馬を求める声が相次ぎました。
 民主党・山岡副代表:「(小沢氏が)おいでになったこと自体が、鳩山さんと一緒にやろうという決意の表れだと思いますから」
 しかし、党内には冷ややかな見方も根強くあります。
 民主党・小林興起議員:「(Q.小沢前幹事長は出るべきだと)べきではないでしょうけどね。みそぎが終わってなければ、みそぎを済ませて立つと」
 19日の懇親会を受け、小沢氏が出馬に踏み切るのか、来月1日の告示日ギリギリまで情勢を見極めると思われます。一方、菅総理を支持するグループも20日に会合を開くなど、代表選をめぐる党内の駆け引きがますます激しくなりそうです。