●小沢氏 鳩山氏側会合に出席へ

(NHKニュース 8月18日 15時48分)  http://p.tl/zWZD


民主党の小沢前幹事長は、長野県軽井沢町で19日に開かれる鳩山前総理大臣の議員グループの会合に出席する意向を、鳩山氏側やみずからに近い議員らに伝えました。

民主党の鳩山前総理大臣を最高顧問とする議員グループは19日、長野県軽井沢町で研修会と懇親会を開くことにしており、小沢前幹事長に近いグループからも多くの議員が参加する予定で、小沢氏にも出席を要請していました。これに対し、小沢氏は、懇親会に出席したいという意向を、18日、鳩山氏側やみずからに近い議員らに伝えました。研修会と懇親会には100人を超える議員が参加する見通しで、来月の代表選挙に向けて、小沢氏がどのような発言をするかが注目されます。




●小沢氏、鳩山氏研修会に出席=19日軽井沢町で

(時事ドットコム 2010/08/18-17:35)  http://p.tl/Rvhl


 民主党の小沢一郎前幹事長は18日、長野県軽井沢町で19日に開催される、鳩山由紀夫前首相のグループの研修会に出席する意向を鳩山氏サイドに伝えた。党内では9月の代表選を前に、鳩山グループと、菅直人首相の対抗馬擁立を模索する小沢グループの接近が取りざたされ、小沢氏が研修会に参加するかどうかが焦点だった。
 研修会には、鳩山グループの議員に加え、小沢氏に近い議員や新人議員を中心に約120人が参加する見通し。鳩山氏は先月22日、小沢氏、輿石東参院議員会長と会談した際、研修会への参加を呼び掛けていた。 
 7月の参院選以降、小沢氏は表立った言動を控えており、同氏が代表選の対応や菅政権について、どのような考えを示すか注目される。



●小沢氏が鳩山氏の研修会出席へ 首相派23日に決起集会

(共同通信 2010/08/18 19:27) http://p.tl/Th4D


 民主党代表選に向け、菅直人首相の政権運営に批判的な小沢一郎前幹事長は18日、長野県軽井沢町で19日に開かれる鳩山由紀夫前首相グループの研修会に出席する意向を固めた。複数の小沢氏周辺が明らかにした。

 一方、首相を支える党内グループ「国のかたち研究会」(座長・江田五月前参院議長)は代表選に向けた事実上の決起集会を23日、国会近くの憲政記念館で開催する方針を決めた。約50人に参加を呼び掛け、首相再選へ結束を図る。9月14日投開票の代表選は同1日の告示を待たず、菅氏支持派と政権批判陣営の対決の構図が鮮明になった。

 首相サイドは対抗馬擁立の動向を注視しながら、野田佳彦財務相や前原誠司国土交通相ら菅氏再選支持グループとの連携を強化し、合同選対本部を立ち上げたい考えだ。

 鳩山氏は現時点で菅首相続投を支持しているが、挙党態勢確立など条件付きとも受け取れる両様の構えを見せている。

 鳩山研修会にはグループ所属の約50人に加え、小沢氏に近い輿石東参院議員会長や、出馬に意欲を示す海江田万里衆院議員らも出席し、総勢100人を超える見通し。



●小沢氏、鳩山セミナー出席へ 対抗馬擁立の動き活発化か

(asahi.com 2010年8月18日19時49分) http://p.tl/25NS


 民主党の小沢一郎前幹事長は、長野県軽井沢町で19日に開かれる鳩山由紀夫前首相のグループの研修会に出席することを決めた。研修会には小沢グループからも多数の議員が出席する予定で、9月の党代表選で菅直人首相の対抗馬擁立に向けた動きが活発化する可能性がある。

 研修会は鳩山グループが毎年開いており、小沢氏が出席するのは2回目。鳩山氏が小沢氏、輿石東参院議員会長と7月22日に東京都内で会食した際、両氏に出席を要請。小沢氏は「都合がつけば行きたい」と答えていたという。


 この間、小沢氏は周辺に首相の政権運営を「官僚主導だ」と批判。小沢氏に近い山岡賢次副代表らは昨年の衆院選マニフェストへの「原点回帰」を求める勉強会を立ち上げた。鳩山、小沢両グループの一部からは小沢氏の立候補を求める声も出始めている。

 小沢氏は「出席しても出席しなくても波紋が大きい」と周囲に漏らしていたが、最終的に17日夜、鳩山氏側に出席する意向を伝えた。


 研修会に参加する人数も焦点となる。小沢氏の側近は100人規模を目標にしており、若手からは「小沢氏に代表選出馬を求める決起集会にしたい」との声も上がる。鳩山グループでも、鳩山氏側近の松野頼久前官房副長官らが小沢氏擁立論を唱えている。

 中国訪問中の鳩山氏は18日、北京で記者会見し、研修会の趣旨を「首相時代も含めて、一番お世話になった方々にできればおいでいただいてお礼を申しあげたい」と述べるにとどめた。



●鳩山氏“争奪戦”、代表選で菅・小沢両氏秋波
(読売新聞 2010年8月18日23時48分) http://p.tl/o2KH


 【北京=橋本潤也】民主党代表選の告示まで2週間に迫った18日、鳩山前首相をめぐる菅首相と小沢一郎・前幹事長の“争奪戦”が表面化した。


 中国訪問中の鳩山氏は18日午前(日本時間同日午後)、北京市で記者会見し、9月上旬にロシアを訪問し、メドベージェフ大統領と北方領土問題を協議する考えを表明した。「政府の一員ではないが、特別な思いを込めて、領土問題に道筋を少しでも広げていきたい」と述べ、かねて思い入れのある日露外交への本格関与に意欲を示した。

 この日、そんな鳩山氏に配慮するかのような発言を繰り返したのが菅首相だ。

 首相は18日午前、北方領土の元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」のメンバーと首相官邸で会った。その際、「(北方領土返還には)3年、5年、場合によってはそれ以上かかるかもしれない。最終的な責任は私にあるが、私の代理として鳩山前首相の力を借りて前進させたい」と述べ、鳩山氏を自らの「代理人」だと公言した。

 さらに、この日夕方には、「鳩山首相とは、これからもいろいろ相談にのってもらって政権運営に努めていきたい」と記者団に語った。鳩山氏取り込みに向けた秋波であるのは間違いない。

 一方の小沢氏はこの日、長野県軽井沢町で19日に開催される鳩山グループの研修会に出席する意向を鳩山氏側に伝えた。

 研修会には鳩山グループの議員に加え、輿石東参院議員会長や樽床伸二国会対策委員長ら党幹部が出席する。首相の対抗馬擁立を目指す小沢グループの議員も多数参加する方向で、参加者は総勢150人近くにふくれあがる見通しだ。

 鳩山氏の別荘で開かれるこの一大イベントに小沢氏自身が姿を現すことは、小沢氏の出馬待望論を勢いづけるとともに、鳩山氏が小沢氏サイドにつく流れを固める狙いがあるのではとの指摘がある。

 ただ、鳩山氏自身は、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題という外交分野での失政が引き金となって首相退陣に追い込まれたばかり。党内には、「首相は代表選で協力がほしいために、鳩山氏が失敗した外交分野でまた協力を仰ぐと言っている」(中堅議員)との批判や、「鳩山氏が表舞台に出るのは早いのでは」といった鳩山氏本人に対する疑問の声も出ている。