●小沢氏再始動の合図?メルマガに「原点に戻り政策実行」

(asahi.com 2010年8月13日0時0分) http://bit.ly/dqDfIj



 民主党の小沢一郎前幹事長は12日付のメールマガジンで、7月の参院選敗北を陳謝したうえで「民主党は原点に戻り、『国民の生活が第一』の政策をひとつひとつ実行する」と強調した。9月の党代表選に関する記述はないが、今後の党運営にかかわることに意欲をにじませた内容だ。

 小沢氏は6月に幹事長を辞任した後は定例記者会見などを行わずじまい。参院選期間中の地方遊説を終えた後も、休暇を一時取るなど公に発言することはなく、選挙後発信したのは初めて。

 メルマガでは、「皆様のご尽力にもかかわらず、改選議席を大きく減らし、ねじれ状態をもたらす結果となった。深くおわび申し上げる」とした。

 そのうえで、「期待に応えるべく、誰もが安心して暮らせる社会の実現に尽力してまいる」と記し、昨年の衆院選マニフェストで掲げた政策に取り組む考えを示した。



●小沢氏が参院選大敗をお詫び


(産経ニュース 2010.8.13 00:55)   http://bit.ly/9FrU9U

 民主党の小沢一郎前幹事長が12日に発行したメールマガジンで、参院選の結果について「皆様のご尽力にもかかわらず、改選議席を大きく減らし、ねじれ状態をもたらす結果となりました。深くお詫(わ)び申し上げます」と陳謝した。小沢氏は参院選で同党が大敗して以降、表立った発言をしてこなかっただけに、9月の代表選を控え、憶測を呼びそうだ。

 小沢氏は今後の党のあり方にも触れ「民主党は原点に戻り、皆様のご期待に応えるべく、『国民の生活が第一』の政策をひとつひとつ実行し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に尽力して参ります」と訴えた。

代表選については言及しなかった。

 民主党内には、ねじれ国会を乗り切るため、小沢氏の政治手腕に期待する声がある。小沢氏に近い松木謙公国対筆頭副委員長は「代表選にはぜひ小沢さんに出てほしい。政策に重点を置き、去年の夏から一番ぶれていないのは小沢さんです」と出馬を求めている。

 だが、政治資金収支報告書の虚偽記載事件をめぐり、東京第5検察審査会は今秋にも小沢氏を強制起訴すべきか最終判断する。党内では「『政治とカネ』の問題が小沢氏の政治活動を制約している」(中堅)との見方が大勢だ。自重を求める声も根強いなか、小沢氏は雌伏の日々を強いられている。