民主党代表選 菅氏と樽床氏の一騎打ちか

(日テレニュース 6/3 18:39)

 鳩山首相の辞意表明を受けて、民主党代表選挙は4日に投票が行われる。これまでに菅直人副総理と樽床伸二衆議院環境委員長が立候補を表明しており、この2人の一騎打ちとなる公算が大きくなっている。
 岡田外相や前原国交相、野田財務副大臣ら党内の有力議員の支持を取りつけた菅氏が、現状では優勢に選挙戦を進めている。小沢幹事長に距離のある議員を中心に支持を集める菅氏がリードする状況だが、大きな鍵を握るのは党内の最大グループである小沢氏のグループだ。小沢グループの「一新会」では海江田万里衆議院議員を推す動きがあったが、3日夕方になって立ち消えとなった。
 今回の代表選は、期間が異常に短いため、投票日前日となっても両陣営とも票読みもまだできていない状況。菅グループの議員は「電話はかけ始めているし、推薦状は集めているが、票読みはまだ」と話している。
 小沢グループはまだ態度を決めておらず、グループに属していない議員も多い当選1回の議員の動向も注目される。今後、どこまで樽床氏が支持を広げるのかが焦点となる。