(これは私の、ネタバレしつつも配慮も交えた、非常にふわっとした、映画の感想である)
THE ORIGIN
起源、始まり、原点。
私が感じていたMrs. GREEN APPLEというもの。
まだ知らなかった3人+αの、言葉、表情、立ち居振る舞い。そこから感じ取れるもの。
それは、きっと全てではない。
だが、作り上げてきたものは、意図していたものは、核となるものは、きっとあの日、私が初めてミセスをちゃんと観たときの、感じ取ったものなんだろう。
以下、印象に残ったシーン、台詞。ネタバレあり。
ホラー映画だと思った。
どきり、と、
誰もが感じる質問を唐突に質問してくる大森元貴に。(敬称略)
上記のノートは私が映画を観ていたときに、真っ暗闇で手元も字も見えない中、キーワードだけでも書いて取りこぼしたくないところ、後で振り返れるように残しておいたものだ。(すべて、読める字を書くことができて本当に良かった)
他はもう少し詰めて書いてるが、ざっとこれが13ページくらいある。
その中のひとつである。
嘘偽りのない、曲だね、と。
一言一句は記憶できていないが、そんな言葉を藤澤涼架が述べていた。
とても、そう思った。私も。
あの子を、想った。私は。
大森元貴の、
徒ならぬ「覚悟」
と、
それに呼応するように仕上げていく若井滉斗と藤澤涼架の、
「音」
ミセスがミセスたらしめる、もの。
だからこそ、私が好きになった、理由(わけ)。
は、まだ言語化までできていない。
だが、今はこれでいいのだと思う。
これは、ゆっくり時間をかけて、咀嚼して、噛み砕いて、噛み締めて、飲み干したい。
そんな、気持ち。
以下、ライブフィルム、FJORDのネタバレあり。
全席、最前列。
通り越して、
全席、バンドメンバー!(!?)
とも言えるような、いろんな角度からのミセス。
演出、時間、太陽までも利用していく、緻密な大計画。
未知なる、ステージ、未知なる、ライブ。
なるほど、それならば、とあの日の批判も多少は頷ける(話題にするかは少し迷ったが、敢えて言わせていただく。なお私の地域と私の耳は無問題)
胸が踊る、作品だった。
作品の中に、あの日居なかった自分も、居た。
体も踊らずにはいられなかった。
せめて最小限に、頭がリズムを刻んでいた。
表情、汗、息遣い、キーボードやギターだけでなく、サポートメンバーの音までも。
IMAX、有難う
(↑と制作、ライブに携わった全ての関係者に)
心から思った。
終わり、帰り、自分の時間にパンフレットを読んだ。
パンフレットを読むまでが、作品だったのだと、この映画たちだったのだと、そう思わせられた。
私が買うまでに、残っていてくれて、有難う。
これを、あの子と一緒に読みながら、観て、聴いて、語りたいと、感じられて。
そんな、余韻だった。

