新国立劇場・小劇場でウエアハウス -double- 観てきました。

 

『ウエアハウス-double-』
脚本・演出:鈴木勝秀
出演:平野良、小林且弥
●1/25~2/2◎新国立劇場小劇場

 

●あらすじ

閉鎖された教会の地下にある“憩いの部屋”で、各々が詩や小説、戯曲などを暗唱するサークルに参加しているヒガシヤマ(平野)が、一人、アレン・ギンズバーグの長編詩「吠える」をひたすら練習しているところから舞台は始まる。そんな彼のもとに謎の男・ルイケ(小林)が現れ、たまたま出会った見知らぬ同士の、極当たり前の会話が交わされていくと思ううちに…と、ドラマが怒涛のように転がっていく物語。

 

あらすじを読んだ時になんとなく私が好きそうな内容だな~と軽~い気持ちで

観に行ったのですが・・・・

そんな気持ちでみたらいけない舞台でした。

凄いですよ凄い!!!

2人芝居ならではの膨大な台詞量にとにかく圧倒しますし

ギンズバーグの長編詩を言う時の平野良さんがよい!!!!

通常の台詞だけでも大変なのに詩を間違えなく言うのってどんだけ大変か・・・

そしてなんといっても後半にかけての怒涛の展開がやばいです。

物語は最初は爽やかな日常会話的な感じなんです。

でも2人の何気な~~い会話からね

どんどん話が展開していって小林且弥さんが静かに変化していくんです。

目とか顔筋とかがただならぬ感じになってくるんですよ。

小林さんのあの目はイッチャッてる人の目よあれは・・・・

役者さんて凄いよね~演技であれができるんですから

私などこれは舞台・架空の物語!!!って理解してるのに怖くなってしまい

一瞬、ここから逃げようか・・・ホールから出ようかなって

思ってしまうぐらい怖かったんですよ・・・・・

ホラー映画が大好きで心霊動画などもしょっちゅう観てる私が・・・・

それだけ素晴らしいってことですよね。

サイコパスは怖い・・・・

でも観て良かったです!!!照れ照れ

大満足ラブラブラブラブラブラブ

 

一つだけ残念なことは・・・いやれは私の老化問題かもですけど滝汗

新国立劇場の小劇場ホールでしたので

演出プランに合わせて劇空間を自由に作れるってのがウリ?だと思うんですよね

『ウエアハウス-double-』はアリーナステージってタイプなので

役者さんが自分とは真逆の方向に向かって台詞を言ってるときは

台詞が聞き取れないことが多々あったのが少し残念でした。

マイクつけてないので地声だけでやってるのでしかたないし

この舞台だとそれがかえってリアルで良さもでてましたけどね照れ

 

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