ゆいside


今日は部活が休みのため今帰る準備をしている。


ほの「ゆい。緊張しとる?」


ゆい「う、うん。」


はぶ「大丈夫大丈夫。」
  「ちゃんと自分の気持ち伝えるんだよ。


ほの「そうやよ!」
  「あんな弟だけどゆいやから任せられる。これからもあのバカをよろしくね。」


ゆい「まだ付き合ってもないのに笑笑


ほの「いいの!」


ゆい「でもわかった。ありがとう。」
  「うちの可愛い弟もよろしくね笑」


ほの「ひぃちゃんはこれからもずっとほのの可愛い彼氏やからな」



本当にほのには何度も何度も助けられてきた。どれだけ感謝しても仕切れないくらい。はぶくんも私達をずっと優しく見守ってくれて、これはみいも惚れるわー笑
そんなこと思っていると時間はあっという間に過ぎるもので。


ひかる「ほのちゃーん!迎えにきたよー」


ほの「ひぃちゃん!ありがとう!帰ろー」
  「じゃあね!はぶくん!ゆい!」


美波「みづ!今日はうちが迎えにきちゃったっ!」


はぶ「美波〜!ありがとう!今日も可愛いね〜」ポンポン


美波「もう〜//」


はぶ「ゆい頑張るんだよ。また明日ね!」


美波「ゆいさんさようなら!」


ゆい「はぶくん、みいまた明日ね!」


そろそろ私もりさのところ行こうかなと席を立ったと同時に


りさ「ゆい。」
  「迎えにきた。」


ゆい「えっ。」


いつも私がりさの教室まで迎えに行って「ん。」とだけ言って私が一方的に今日あったこととか話したいことを話して帰るのに今日はりさが私の教室まで迎えにきてくれた。


ゆい「ど、どうしたの?」
  「今日なんか用事あった?早く帰りたかった?遅かったよね。ごめんね笑」


りさ「ち、違う。ゆいに言いたいことがあって迎えにきた。」


ゆい「えっ。」


私は何故か身構えてしまった。もしかしたらりさ最近色々な女の子に告白とかされてたから彼女が出来たからもう一緒に帰れないとかもう話しかけないでとか言われちゃうのかな。そんなことを思っていると私の目から溢れてくるものがあった。


りさ「えっ、ゆ、ゆい!?どうしたの!?


りさは私のところまで来て優しく涙を拭いてくれた。


ゆい「あ、ご、ごめん。」


りさ「またなんかあった?どうしたの?俺に言えないこと?」


りさはすごく心配そうにあの時と同じ顔で私の顔を覗き込んできた。


ゆい「違うの!」


りさ「どうしたの?」


ゆい「りさが、りさが。」


りさ「ん?俺が?」


ゆい「りさが違う女の子に取られたんじゃないかって。」


りさ「なんのこと?」


ゆい「えっ?だってりさ最近たくさん告白されてたから」


りさ「全部断ってるに決まってんだろ。俺はちっちゃい頃からずっと一途に思ってる奴がいるんだから。」


ゆい「えっそれって」


りさ「そう。ゆい。お前だよ。」
  「俺はヘタレで弱っちいやつだから今まで思いを伝えられなくてまたゆいを傷つけたらって思ってたらなかなか言葉が出なくて。でも俺は誰よりもゆいのことが好きだし。これからもずっと守りたいと思ってる。だから、だからこんな俺だけど付き合ってくれますか?」


ゆい「グズっはい。」


りさ「やったー。」
  「ゆい。これからもよろしくね。大好きだよ。」


ゆい「私も、私も好き。りさが大好き!」


りさ「はぁ//なんでそんなかわいいかなー//」


ゆい「可愛くない。りさはなんでそんなかっこいいの?」


りさ「それはゆいの彼氏だからじゃない?笑笑」


ゆい「もう//」


私達はお互い同じ気持ちだったみたいで両片思いが両思いとなった。これから色んなことがあると思うけどりさとだったらなんでも乗り越えられそう。


ゆい「りさ!帰ろ!」


りさ「おう!ほら手!




あれから数年後


ゆい「天!こっち来なさい!」


天「えーやだー」


りさ「天。ママの言うこと聞かないとダメだぞー」


天「はーい。」


ゆい「全く誰かさんに似ちゃって。」


りさ「ん?えっおれ?」


ゆい「りさ以外誰がいるのよ笑笑」


あれから大学にも出てお互い就職とかしてりさがプロポーズをしてくれて今は可愛い息子とお腹の中にいるまだ顔もわからない可愛い娘と楽しく過ごしている。


りさ「ゆい体調は大丈夫?」


ゆい「うん!大丈夫よ!」


ピンポーン


天「あ!きたよ!ママはやくはやく!」


ゆい「はいはい笑
  「いらっしゃい!


ひかる・ほの「お邪魔します!」


ほの「ほらかりん挨拶しなさい!」


かりん「お、おじゃまします。」
   「ゆいおばさん、りさおじさんこんにちは」


ゆい「かりんちゃんは本当おとなしくて可愛いんだからー」
  「でもかりんちゃん。ゆいおばさんはやだなー。ゆいちゃんにしよ!笑笑」


ひかる「ゆい姉笑笑」


かりん「うん!わかった!ゆいちゃ!」


ゆい「はぁー可愛い!」


天「かりーん!あそぼ!」


りさ「てんー!天も挨拶しなさい」


天「ひか兄、ほのちゃこんにちは!」


ひかる「えらいな天!」


ほの「男の子かわいすぎやなー」


ピンポーン


ゆい「はーい」


はぶ・みい「お邪魔しまーす」


りさ「お久しぶりですねはぶさん」


はぶ「今日は呼んでくれてありがとう!」


ゆい「そんなの2人の子のお祝いはするに決まってるでしょ!」


みい「ありがとうございます!うれしーね」


キャハキャハ


ほの「名前なんて言うん?」


はぶ「ゆりなだよ」


ひかる「ゆりなくんかーはぶさんの子だからかっこよくて優しい子になるだろうなー」


ほの「ほんまやな」


みい「ゆいさんはあとどれくらいなんですか?」


ゆい「ん?あーあと1ヶ月くらいかな?」


はぶ「じゃあまたお祝いしないとだね笑笑」


ゆい「ふふ、ありがとう」


天「かりん。大好き〜」


かりん「か、かりんも。天好き」


ギュー


この子たちは本当に仲が良くて私達大人は微笑ましくみていた。
これからもこの幸せを守って行こうと思う。


ゆい「りさ、ありがとう。」


りさ「ん?急にどうしたんだよ笑」


ゆい「言いたくなっただけ!笑」


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少し長くなりましたが完結しました。
上手く書けていないとおもいますが、読んでいただけたら嬉しいです。



るんちゃま