こんにちはニコニコ
しぐれでございます  (*´∀`)v Ciao!

皆さまの体調は如何でしょうか?
お見舞い申します。
 
皆さまよくご存知のように、私が住む奈良には、沢山のお寺さんがあり、そこには実に素晴らしい数多くの仏さまが居られます。

そのお寺さん関連で私の分かることを、少〜しお話しさせて頂きますね。


《東大寺》
奈良といえば東大寺というほどに有名なお寺。

さて、元明天皇の時代、和銅三年(710)に都は飛鳥から奈良に移りました。

その18年後の神亀五年(728)9月、聖武天皇と光明皇后との間に生を受けた最愛のひとり息子•基親王(もといしんのう)が、一歳を待たずに夭折したとき、天皇は基親王の菩提を弔うため、その年の11月に金鐘山寺(きんしょうさんじ)を建立しました。(可愛い盛りだったでしょうに…)
 
災害や疫病が繰り返し起こり、長屋王一族を死に追いやった長屋王の変(729年)もあったこの時代、自分自身も暗澹(あんたん)たる複雑な思いを抱く聖武天皇は、仏の力にすがるより他に救われる道は無く、日本中に国分寺や国分尼寺を建立したのでしょう。

基親王の死から13年後の天平十三年(741)、国家の安寧と隆昌を願う聖武天皇の発願により、全国に国分寺•国分尼寺(金光明寺•法華寺)の建立のための詔が発せられたとき、金鐘山寺は大和金光明寺となり、これが東大寺の前身寺院とされます。

東大寺はその総本山である国家の寺、総国分寺として位置付けられていたようです。

また、法華堂(三月堂)不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)の、胸の前で合わせた両手の中に、そっと守られている水晶玉は、基親王を表わしていると言われています。
(「不空羂索観音」については“神仏欲な日々“さんの2017,8,10ブログ参照)

天平勝宝四年(752)には、インドからの渡来僧•菩提僊那(ぼだいせんな)を導師として、東大寺大仏開眼会が挙行され、天平宝字二年(758)には大仏殿が完成しています。


《金剛力士像》
奈良の仏像の中でも、特に有名なもののひとつが修学旅行生が必ず拝観するという、東大寺南大門の阿吽(あうん)二体の、巨大な金剛力士像ではないでしょうか。
一般的に、仁王様と呼ばれるこのニ体の仏像は、長い間、運慶と快慶の作と言い伝えられてきました。

ところが、昭和六十三年(1998)から平成四年(2003)まで、5年間かけて行なわれた大掛かりな解体修理の折に、阿形像が手に持つ金剛杵(こんごうしょ/  仏敵を退散させる、ダイヤモンドのように頑強な武器)の中から発見された墨書により、事実が明らかとなりました。

即ち、阿形像は大仏師運慶及び快慶が、吽形像は大仏師定覚及び湛慶(運慶の息子)が、それぞれ工房で小仏師等を使いながら、稀に見る大きな金剛力士像二体を造像したことが判明したのです。


《慶派の力》
平安時代の末期、平家の横暴が極まった頃、治承•寿永の乱が起きました。
治承四年(1180)、そのとき平氏に刃向かっていた勢力のある南都寺院の多くが、平重衡による南都焼き討ちで、大半の堂宇を失ってしまいました。   
しかし、それから元暦二年(1185)にかけての戦いの末に平家は源氏に敗れ、かの壇ノ浦で海の藻屑と消え、源氏の世となったのです。

そして南都焼き討ちの23年後、運慶たちがこれら東大寺の金剛力士像を造像することになりました。

鎌倉時代の仏師等にとり、この金剛力士像を手掛けることがどれほど名誉なことであったか、おそらくは運慶を長とした、慶派選り抜きの仏師等が一丸となり、総力を結集してことに当たったのでしょう。

金剛力士の造像開始が建仁三年(1203)7月24日で、同年10月3日には開眼供養が執り行われています。
造像に関わった仏師たちは、20人余りだそうですが、彼等はわずか69日でこの二体の金剛力士像を仕上げたことになります。
そのときの慶派の工房の熱気と、仏師たちの激しい情熱が感じられるような逸話ですね。
ダ・ビンチの工房が連想されます。

金剛力士とは、俗な煩悩を打ち砕く金剛杵を持った、仏教を守護する護法善神のことをいいます。
金剛力士はその金剛杵で、人の心に潜む一切の仏敵を追い払ってくれる、頼もしい仏様と言えるでしょう。
       (奈良の仏さま ② ー 興福寺: 阿修羅像に続きます)


犬にも猫にもその他全ての動植物に、
そして世界中の人々にも
                          (動物虐待👤男女は除く)
素敵な一日音譜でありますように。

最後までお読み頂き
ありがとうございました。
お暇なときに
また お訪ね下さったら
しぐれはとても嬉しいです。

それでは闘病中の方も
お元気な皆さまも、
どうぞお健やかで〜💓
(*´∀`)/~~  


忘れず ねこちゃんにご注意を
そっと ねこバンバンしてね!
                                                      ねこバンバン


                                                      ねこバンバン
ねこが中に居るかも知れません!
自動車に乗る前にボンネットを叩いてから
けて確認してね
音に驚いた仔猫けずに
じっとれてかも知れません
                                                      ねこバンバン