約6年ぶりにテイラースウィフトが来日します!
チケットもかなりの争奪戦で普段あまり洋楽を聴いているイメージのない日本でも相当期待値が高い事が伺えます。
そんなTaylor Swiftの本ツアー、The Eras Tourについて少し解説します。
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The Eras Tour
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今回のツアーは今までテイラーが行ってきたような特定のアルバムのライブではなく、過去の全てのアルバム、eras (時代)をテイラーと一緒に旅するのがテーマとなったライブ。
このツアーが開催される事になったきっかけのひとつは全世界を襲ったコロナウイルスによるロックダウン。
テイラーの7枚目のアルバムであるLoverのツアー、Lover Festは開催が決定していたものの、コロナの大流行により全日程が中止に。
そこから約3年の間、テイラーはfolklore、evermore、Midnightsに加え、Fearless、Red、Speak Now、1989のリレコーディングアルバムをリリース。
ツアーをしていないアルバムが4つも…
そこでテイラーは全てのアルバムを引っさげたThe Eras Tourを開催する事に。
加えて、このErasにはテイラーの自身のキャリアに対する思い入れが強く込められているように思える。先述したリレコーディングアルバム、というワード。
これはテイラーが以前所属していたBig Machine Recordsに事務所を離れる際、テイラーの過去全てのアルバムの盤権を奪われてしまった事に起因する。
テイラーが自ら作詞作曲した曲も全て今後使用する際はこの事務所にお金を払わなければならない、という残酷な事態が起きてしまったのである。
テイラーは自分の曲を取り返すために、奪われた全てのアルバムを再録し、新しいアルバムとしてリリースし直す事を決めた。
そして現在リレコーディング版として発売されているのがFearless Taylor's Version, Speak Now Taylor's Version, Red Taylor's Version, 1989 Taylor's Versionの4つのアルバムである。(残るはデビューアルバムであるTaylor SwiftとReputationの2つになる。)
これらのアルバムは、既リリース曲と共に、過去にリリースできなかった曲をFrom the vault (金庫から) として含めた物となっている。
今後テイラーの曲を聴くときは是非Taylor's Versionとつく方を聴いてほしい。