ある日、会社に中学生の女の子がお母さんと一緒に来られました。
「本が作りたいです!原稿の書き方を教えてください。」
「私は中1から3年間、摂食障害を患いました。」
「いま長いトンネルを抜けた感じです。」
「とても辛い闘病生活で思いだすのもきついのですが…」
「同じ悩みを持つ人に役に立ちたいです。」
と一気に話されました。
ポカーンと口を開けるしかない私に、お母さんは
「娘の希望を叶えてあげていただけないでしょうか。」
まずは原稿を拝見しました。
びっくりするくらいしっかり書かれてあります。
飾りっ気ない文章ですが、それがかえって現実味を帯びています。
ただ、文字数が少なく、約1万字ほど。
本に置き換えると30ページ弱です。
長い間かかるかもしれませんが、
彼女に寄り添って書籍化を実現しましょうと答えました。
先週は一人で来社され、「第1回原稿の打ち合わせ」を行いました。
彼女の中にある、「経験」をホワイトボードに書き出して
どこの章に入れたらいいかを話し合いました。
摂食障害は調べてみれば意外と身近ですね。
私も学びながらしっかりと著者に向き合っていきます。
まずは決意表明!