はっきり言って地図は面白いです。

 

★地図×旅行書×飲食店ガイド

 最もメジャーな使い方です。

 スマホは行き先がわかっているときは便利ですが、

 地図本は俯瞰範囲が広く、位置把握がしやすいです。

 

タモリさんはテレビで「地形は歴史を覚えている」と言われました。

道が急に狭くなったり、袋小路だったり、崖だったり、カーブしていたり。

川沿いの住所表示が飛び地のように変だったり。

そういう時は地図と古地図を比べてみてください。

元は武家屋敷だったりお寺だったり必ず理由があります。

私も散策好きですが、刑務所跡、軍の基地跡など凄いものも見つかります。

 

地図×歴史書

 遠い昔に思いを馳せ、武将が歩いたであろう道を歩きなぞる方もいます。

 また、和歌が詠まれた場所を探し当てたり歴史ファンに地図は必携です。

 あなたは邪馬台国は北部九州派?それとも畿内大和派?

 歴史の新発見は地図なしではありえません。

 

★地図×古地図×時代小説

 池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』は古地図を忠実に書かれています。

 ファンはスマホ地図を片手に古地図を見ながら街を散策するが楽しいのです。

 実際に書店で「鬼平と街を歩くフェア」などの開催がありました。

   

『池波正太郎を“江戸地図”で歩く』誠文堂新光社刊

 

★地図×戦争関連本

 戦争時において正確な地図は敵にとっては戦略のヒントとなります。

 そのため、重要な場所は表示を隠されました。

 現在都庁のある場所は戦時中は浄水場でした。ここを爆撃されると

 飲料水を絶たれます。そのため地図は改ざんされ、「畑」の表示となりました。

 

 

 これ以外も何かの発見には地図が欠かせません。

 地図は単体よりも他の書籍をもとに使われることが多いです。