書籍リアル制作の世界。
印刷・製本の世界にご招待します。
amebaブログを始めて1か月が経ちました。
ありがたいことにフォローしてくださる方も少しづつ増えました。
最近はコンサルタント業など起業されている方も閲覧くださっています。
いずれは出版を考えておられる方もあると思います。
編集者と話すとき、知っておいたら役に立ちそうな(ホンマか?)お話です。
表題にあるように、
書籍のページ数は16で割り切れるのです。
原稿が校正を経るといよいよ印刷所へ過程が移ります。
印刷所では1ページずつ印刷するのではありません。
B3の大きな用紙に印刷します。
それがこれです。
B3の中には8ページ分が一度に印刷されています。
また、裏側にも印刷されます。併せて16ページ分が完成です。
これを山折り谷折りして集めたもの、これを「一部抜き」といいます。
この状態で製本所に送られます。
製本所では背の部分に特製の糊がつけられ、堅めます。
余分な部分が切り落とされ、最後にカバーが巻かれて納品されます。
そうそう、Amazonに確認に行った方に補足しておきます。
Amazonに表示されている総ページ数はあくまで本文です。
だから、16では割り切れません。
本文の後に著者の会社案内や他の本の案内が入る本が多いですが、
これは最後の手段のページ稼ぎなのです。
次回、実際に製本所に行った現場レポートをお送りします。