気づかないうちに
座り込んでいたようで
遥か後ろにいたはずの子たちは
いつのまにか、遥か前にいた
なんとなく悔しい気もしたけれど
それでも立ち上がる気にはなれなかった
ふととなりをみると
どこか見覚えのある少女が私を見ていた
夢を追う、かがやいた目をした少女
少女は自分を” ”と呼んでいたけれど
その名をききとる事はできなかった
少女は、一冊のメモ帳を差し出した
やはりどこか見覚えのある
茶色い小さなメモ帳だった
そこにかかれた文字も
やっぱり見覚えのあるもので
でも結局、思い出せない
少女の事も、そのノートの事も
困惑して少女を見ると
その子はいつのまにかいなくなって
かわりに
さっきより少し年上の
やはり見覚えのある女の子がいた
消え行こうとする道にあしぶみする
迷いと焦りのある目をしていた
その女の子は自分の事を”うち”と呼んでいて
私を見て、すこしおこったような顔をして
一冊の日記を突き出した
その字に見覚えはなかったけれど
その内容にはみにおぼえがあって
思わず見たその女の子は
つと後ろを指差した
そのときすべてがつながった
” ”は、”うち”でそして
私、だった
少女が見ていた夢のさきは
女の子があきらめた道で
私の前に現れた一つの未来
驚いてもういちど隣を見ると
女の子は道の先を指差して
やっぱり少しおこったような顔で
でも少しの希望を込めた目で
私を見つめ、なにか言った
” 、 ”
やっぱりききとれなかったけれど
何となく伝わって、苦笑いして
” 、 ”
と呟いて
ようやく私は立ち上がった
そして少し歩きだして、ふと振り返ると
女の子は小さく手を振っていた
心細くて手招きしたけど
彼女は笑って首を横に振り
もう一度前を指差した
私は小さくうなずき、また道を歩き出した
道の先に何があるのか
そもそもきちんと繋がっているのか
そんなことはわからない
また迷って、座り込むかもしれない
次に彼女たちが助けてくれる保証もない
それでも、もう大丈夫だと
何の根拠もなくそう思った
道の遥か先で
見た事のない
でも知ってる気がする女性が
振り返って
微笑んだ気がした
座り込んでいたようで
遥か後ろにいたはずの子たちは
いつのまにか、遥か前にいた
なんとなく悔しい気もしたけれど
それでも立ち上がる気にはなれなかった
ふととなりをみると
どこか見覚えのある少女が私を見ていた
夢を追う、かがやいた目をした少女
少女は自分を” ”と呼んでいたけれど
その名をききとる事はできなかった
少女は、一冊のメモ帳を差し出した
やはりどこか見覚えのある
茶色い小さなメモ帳だった
そこにかかれた文字も
やっぱり見覚えのあるもので
でも結局、思い出せない
少女の事も、そのノートの事も
困惑して少女を見ると
その子はいつのまにかいなくなって
かわりに
さっきより少し年上の
やはり見覚えのある女の子がいた
消え行こうとする道にあしぶみする
迷いと焦りのある目をしていた
その女の子は自分の事を”うち”と呼んでいて
私を見て、すこしおこったような顔をして
一冊の日記を突き出した
その字に見覚えはなかったけれど
その内容にはみにおぼえがあって
思わず見たその女の子は
つと後ろを指差した
そのときすべてがつながった
” ”は、”うち”でそして
私、だった
少女が見ていた夢のさきは
女の子があきらめた道で
私の前に現れた一つの未来
驚いてもういちど隣を見ると
女の子は道の先を指差して
やっぱり少しおこったような顔で
でも少しの希望を込めた目で
私を見つめ、なにか言った
” 、 ”
やっぱりききとれなかったけれど
何となく伝わって、苦笑いして
” 、 ”
と呟いて
ようやく私は立ち上がった
そして少し歩きだして、ふと振り返ると
女の子は小さく手を振っていた
心細くて手招きしたけど
彼女は笑って首を横に振り
もう一度前を指差した
私は小さくうなずき、また道を歩き出した
道の先に何があるのか
そもそもきちんと繋がっているのか
そんなことはわからない
また迷って、座り込むかもしれない
次に彼女たちが助けてくれる保証もない
それでも、もう大丈夫だと
何の根拠もなくそう思った
道の遥か先で
見た事のない
でも知ってる気がする女性が
振り返って
微笑んだ気がした