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飛鳥昭雄
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飛鳥 昭雄（あすか あきお、本名：佐藤 昭信[1]、1950年4月16日[1] - ）は、大阪府藤井寺市出身[1]のライター、小説家、漫画家。「飛鳥昭雄」の他に、「総本家 飛鳥昭雄」「あすかあきお」や「千秋寺亰介」（せんしゅうじ きょうすけ）を筆名として用いる。
目次
1 経歴
2 人物
3 受賞歴
4 著作
5 共著
6 論文
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
経歴 [編集]
大阪府立河南高等学校卒業[1]。文具会社でのキャラクターデザイナー、アニメ制作会社でのアニメーターを経て、1982年に「おれはMr.フリスビー」が藤子不二雄賞佳作となり漫画家デビュー[2]。
漫画雑誌『月刊コロコロコミック』、オカルト雑誌『ワンダーライフ』『ムー』などで活躍。1984年から『別冊コロコロコミック』で連載したマンガ『ザ・超能力』や1990年の著書『きみにもスグできる超能力マジック』では超能力解明研究家として、超常現象を否定するスタンスで活動していたが、オカルトや超科学を肯定した『ワンダーライフ』連載の「ショック・サイエンス」シリーズで人気が博し、オカルト肯定派への路線変更をした[3]。1984年から住む牛久市では教会で講演会などの各種イベントを開催している[2]。
1998年に飛鳥を批判する『飛鳥昭雄の大真実!?』が出版され、名誉毀損、著作権侵害、人権侵害で提訴するも1999年に全面敗訴。同年の『飛鳥昭雄 ロマン・サイエンスの世界』で提訴したことで被告への経済的打撃を与えたと記して、作家の山本弘から言論妨害の嫌がらせ裁判（スラップ）であると批判された[4]。
2001年から千秋寺亰介の筆名で伝奇小説シリーズ『怨霊記』を発表。2006年にシリーズ10冊目にあたる『怨霊記 魔洞界 四 京都炎上篇』のカバー裏で著者が飛鳥昭雄と同一人物であることが明らかにされた。
人物 [編集]
超常現象を主な執筆分野とし、千秋寺亰介名義では小説家、あすかあきお名義では漫画家、飛鳥昭雄名義ではライターとして活動し、“サイエンスエンターテイナー”と自称している。
超常現象では主にUFO、超古代史、超能力、UMAなどを調査。大伴昌司に傾倒し、自身の作業を大伴の功績を称した「ロマン・サイエンス」とし、研究に勤しんでいる。
著書ではキャトルミューティレーション、ミステリー・サークルやUFO目撃の背後には米軍が秘密裏に開発するプラズマ兵器がある、地球の軌道の太陽を挟んだ反対側には第12番惑星ヤハウェ（反地球）が存在し、その存在をNASAが隠蔽している等の説を主張している。
それゆえいわゆるトンデモ作家の代表的な一人として扱われることもあるが、本人は自らの作品を「エンターテインメント」と称しており、自らの説が誤りであることも承知の上で娯楽として主張しているのだろうとみなされている[5]。
ただし、あからさまにフィクションとして発表しているともいえない（裁判において、自説について「科学的な説ではなく、エンターテインメント」と証言してはいる）ため、彼の作品をいかなる位置付けのものとして扱うのが妥当であるかには議論がある。
末日聖徒イエス・キリスト教会（モルモン教）の信者であり、実際に著作では教義を反映した内容が述べられていると指摘されている[3]。飛鳥が連載していた『ワンダーライフ』編集長は、読者からの手紙に対し、飛鳥がモルモン教であることを明かして、モルモン教への強引な勧誘があればすぐに連絡するようにと注意を呼びかける返信をしていた[6]。
飛鳥のサイトや著書リストには、飛鳥が監修し「モーゼス・ベン・ヨハイ」なるワシントンD.C.在住のユダヤ人が著した『ミシェル・ド・ノストラダムスの未来記』が掲載されているが、この著者について山本弘は「参考にする新聞が朝日新聞」「飛鳥説が過剰に掲載される」「四行詩が五島勉などの邦訳文」等の特徴から「飛鳥氏が名乗っている偽ユダヤ人だ」として(本書刊行から)三年から五年以内に飛鳥は事実の解明せざるを得なくなるとしたが[3]、飛鳥は著書で山本の書評『偽ユダヤ人になった○○○○教徒』（原文のまま）を「偽ユダヤ人が白人系ユダヤ人で、本物がアジア系」と解釈し、それについては公証済みであるとした[7]。なおモーゼス・ベン・ヨハイの消息は不明である。
受賞歴 [編集]
1982年「おれはMr.フリスビー」で第4回藤子不二雄賞佳作
なお、著作の著者紹介に「藤子不二雄賞入選」と書かれているものがあるが、飛鳥昭雄が受賞したのは入選より下の「佳作」である。
著作 [編集]
超能力の手口 あなたも3時間で超能力者になれる! ごま書房 1985.7 (ゴマポケット)
きみにもスグできる超能力マジック 小学館 1990.8 (コロタン文庫)
地球のなぞとふしぎ大解明 小学館 1992.1 (コロタン文庫)
UFO[2]衝撃の真相 世界中がダマされている ベストセラーズ 1992.8 (ワニの本)
最終UFO兵器「プラズナー」の真相 世界を操るシークレット・ガバメントの全貌を暴く! ベストセラーズ 1993.4 (ワニの本)
恐竜には毛があった!! 最新恐竜学説研究 データハウス 1994.3
日本超古代の大真相 魏志倭人伝が解き明かす古代史最大の謎 ベストセラーズ 1994.6 (ワニの本)
ノストラダムス 予言者で奇跡の医者 1994.12 (講談社火の鳥伝記文庫)
プラズマ兵器開発の全貌 データハウス 1995.9
UFO[2]&エイリアン戦慄の真相 ベストセラーズ 1995.5 (ワニの本)
「超真相」エイリアン&第3次世界大戦 世界制覇の陰謀を暴く! ベストセラーズ 1996.10 (ワニの本)
学校の怪奇たんてい団 小学館 1996.8
The unsolved 1997.4 (角川ホラー文庫)
超常現象捜査ファイル ベストセラーズ 1997.5 (Bestゲームノベルスseries)
「超真相」UFO[2]&シークレット・ガバメント ベストセラーズ 1997.11 (ワニの本)
アスカーファイル 1 火星には人類がいた!! アスキー 1997.12
アスカーファイル2 ノアの大洪水と天空を飛翔する町エノクの謎 アスキー 1998.1
アスカーファイル 3 超巨大大陸パンゲアとスフィンクスの謎 アスキー 1998.3
アスカーファイル 4 巨大彗星メノラーとイエス・キリストの謎 アスキー 1998.4
ミシェル・ド・ノストラダムスの未来記 工学社 1998.1 モーゼス・ベン・ヨハイ著、飛鳥昭雄監修
アスカーファイル 5 アスキー 1998.6
古代日本と失われた環太平洋文明の謎 アスキー 1998.10
ノストラダムス最後の警告 アスキー 1999.1
失われたアークは伊勢神宮にあった 雷韻出版 1999.3
「超真相」UFO2&世界統一政府計画 ベストセラーズ 1999.4 (ワニの本)
ノストラダムス恐怖のファイナルメッセージ 雷韻出版 1999.5
完全解明!オーパーツの謎!! アスキー 1999.10
寝首を掻かれた親父たち!! 工学社 2000.8
飛鳥昭雄ロマン・サイエンスの世界 雷韻出版 2000.1
New UFO2&恐怖の21世紀計画 雷韻出版 2001.2
飛鳥昭雄ミステリー大全 1-2 工学社 2003
ユダヤから来た日本の妖怪たち 工学社 2003.9
The lost soldiers 工学社 2004.4
『竹内文書』と月の先住宇宙人 徳間書店 2004.11 (超知ライブラリー)
漫狂画人 工学社 2005.7
完全ファイルUFO&プラズマ兵器 徳間書店 2005.8 (「超知」ライブラリー)
「言霊でしか解けない」聖書 徳間書店 2007 (超知ライブラリー)
飛鳥昭雄の時事評論 工学社 2009.2
共著 [編集]
特記なき物は全て三神たけると、また学習研究社（のち学研パブリッシング）より
月の謎とノアの大洪水 1994.10
火星の謎と巨大彗星メノラー 今、甦るヴェリコフスキー太陽系論 かって金星は狂える暴凶星だった!! 1995.5
太陽系第12番惑星ヤハウェ 太陽の向こうに隠れながら公転する「反地球クラリオン」は実在した!! 1995.10
失われた原始キリスト教徒「秦氏」の謎 1995.7
恐竜大絶滅の謎と木星ネメシス 年代測定法の崩壊が導く結論-4500年前、恐竜は生きていた!! 1996.6
失われたイスラエル10支族「神武天皇」の謎 1997.1
地球膨張の謎と超大陸パンゲア 1997.5
氷河期の謎とポールシフト 1997.10
聖徳太子の「秘文」開封 未来記と未然紀 山上智共著 徳間書店 1998.1
失われたイエス・キリスト「天照大神」の謎 1998.4
聖徳太子の大預言 山上智共著 徳間書店 1998.6 「聖徳太子の「秘文」開封」文庫
失われたカッバーラ「陰陽道」の謎 1998.12
預言者の謎とノストラダムス 1999.3
失われた契約の聖櫃「アーク」の謎 1999.7
人類最終兵器プラズナー 1999.10
大ピラミッドの謎とスフィンクス 2000.1
失われた堕天使「ルシファー」の謎 2000.6
ミステリーサークルの謎とスターウォーズ 2001.2
古代インド核戦争の謎と大魔神シヴァ 2001.4
失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎 2001.12
失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎 2002.2
邪馬台国の謎と逆転日本列島 2002.7
失われた火星人面岩「メサイア」の謎 2002.11
木星大赤斑の謎とベツレヘムの星 2003.1
エイリアンの謎とデルタUFO 2003.6
失われた異星人グレイ「河童」の謎 2003.12
亜空間の謎と地球空洞論 2004.8
失われた地底王国「シャンバラ」の謎 2005.3
UMAの謎と全地球水没 2005.6
アポロ計画の謎と月空洞論 2005.11
失われたムー大陸の謎とノアの箱舟 2006.5
超常極秘ファイルAska 2006.10
失われた古代ユダヤ王朝「大和」の謎 2006.11
失われた太陽系第10番惑星「NOX」の謎 2007.4
超常極秘ファイルAskaサレム 2007.5
失われたドラゴン「怪獣UMA」の謎 2007.7
失われた極東エルサレム「平安京」の謎 2008.2
預言石板の謎と日本ムー文明 2008.7
太陽の謎とフォトンベルト 2008.9
「オーパーツ対談」飛鳥昭雄×浅川嘉富 2008.10
ドラゴンUMAの謎と恐竜オーパーツ 2008.12
失われた火星人の謎とサンドワーム 2009.5
失われたメシアの神殿「ピラミッド」の謎 2010.1
プラズマUMAの謎とチュパカブラ 2010.4
UFO特務機関「MIB」の謎 2010.6
【UFO超常現象対談】 飛鳥昭雄×矢追純一 今だから話せる特番「木曜スペシャル」の舞台裏 2011.5
3・11人工地震テロ＆金融サイバー戦争 二人だけが知っている超アンダーグランドのしくみ 古歩道ベンジャミン共著 2011.9 ヒカルランド
論文 [編集]
サトルエネルギー学会の会誌に『地底文明アルザル（真我の鼓動――サトルな意識を伝えよう）』なる論文を執筆[8]。
脚注 [編集]
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^ a b c d まんがseek・日外アソシエーツ共著『漫画家人名事典』日外アソシエーツ、2003年2月25日初版発行、ISBN 4-8169-1760-8、16頁
^ a b 日外アソシエーツ編集部編『漫画家・アニメ作家人名辞典』日外アソシエーツ、1997年、p.13
^ a b c 山本弘「偽ユダヤ人になったモルモン教徒」『トンデモ・ノストラダムス本の世界』洋泉社、pp.127-133
^ 山本弘『トンデモ大予言の後始末』洋泉社、2000年、pp.67-68
^ と学会『と学会年鑑2001』太田出版、2000年、pp.136-137
^ 片瀬捨郎「あすかあきお先生、ありがとう! おかげでと学会に入会できました!」『と学会年鑑2002』と学会、太田出版、2002年、p.208
^ 飛鳥昭雄『飛鳥昭雄 ロマン・サイエンスの世界』雷韻出版、1999年、p.204
^ CiNii論文―地底文明アルザル (真我の鼓動--サトルな意識を伝えよう) 国立情報学研究所
関連項目 [編集]
関暁夫
浅川嘉富
外部リンク [編集]
Asuka Akio World
円盤屋 - 飛鳥昭雄 DVD通販サイト
StyleFM「VIP ROOM #18 - 飛鳥昭雄」
StyleFM「飛鳥昭雄 緊急特番 前半（08.12.14収録）」
StyleFM「飛鳥昭雄 緊急特番 後半（08.12.15収録）」
飛鳥昭雄の大真実!?Part2（批判サイト：飛鳥昭雄批判本『飛鳥昭雄の大真実!?』を発表し民事提訴されたが最終的に勝訴した古関智也が作成、運営している）