アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

アラ冠こぶた(別居夫は腎臓がんⅣ 淡明細胞がん急進行型)

同じ闘病をしている方やご家族の方が基本で広告目的、勧誘目的、宗教などは拒否、その他の方はメッセージを下さい読んで決めます
①アラ冠になって思うこと・色んな日常
②夫の腎がん闘病記
③Ⅱ型糖尿病の治療のために受けた胃スリープ手術とその後の生活の記録のまとめ

火曜日に緩和ケア病棟に移動出来た夫、本当は翌日の水曜日に様子を見に行くつもりでしたが、私がドジをやらかしまして、睡眠の薬が月曜の夜で切れるのをすっかり忘れてました。

私は睡眠の薬を飲まないとまとまった眠りが取れないのです。

飲まないで過ごすと細切れで寝落ち、悪夢で起きるの繰り返しで体がこわばり耳鳴り増強という状態になります。

先月はちゃんとなくなる前に担当医のいる日に行って貰って来れたんですけどね。

夫が緩和ケア病棟に移動できるとなって少し気が抜けていたようです。

そんな訳で車の運転は無理だし、電車で行くにしてもフラフラな状態では止めた方がいいと娘に判断されて、私は担当医じゃないけどその日にいる医師にお願いして処方してもらいに心療内科を受診して、終わったら家で休養。

娘が一人で夫の病院へ行ってくれました。

 

緩和ケア病棟に移って2日目の夫は雨で少し気温が低いからか「寒い」と言って病院備え付けの夏掛けをかけていたそうです。

この前、調達したタオルケットを上からかけるか聞いたら「それはいらない」と答えたそうで、看護師に持って来て置いたことを伝えて寒がったらかけてもらうようにお願いしてくれました。

それから冷蔵庫の中身をチェックして、足りない物を近くのドラッグストアで買い、入れてきてくれました。

今回はレモンティーが気に入ったようで減っていたので、レモンティーのボトル2本とお茶のボトル2本を追加したそうです。

ゼリータイプのカロリーメイトやヴィーダーインゼリーは吸うのが疲れるのか全く手つかずで、100%果汁のジュースは減っていたけどドラックストアには夫の好みがなかったのと、緩和ケア病棟に移る前日に6本買って入れてあるので、地元に戻ってスーパーで買うことにしたので追加はなしにしたと。

この病院の一般病棟へ転院した頃にはスプーンでゼリーくらいなら食べていたのに、また食欲が落ちているみたいだそうです。

娘はベットの上での夫の様子を動画にとって送ってくれました。

やっぱり固形物が食べられなくなったからか、これが末期の進行だからか前より弱った感じがします。

でも、娘との意思疎通は出来て、自分が欲しい物は言えるといううので、そこはまだコミュニケーションが取れないほど落ちてないと安心すべきところなのでしょうね。

 

昨日行こうか、今日行こうか迷っていたのですが、昨日は酷い土砂降りだったので、前回のような状態の運転は怖いのから、曇メイン予報の今日、私の運転で面会に行ってきました。

時間は緩和ケア病棟に移ったからこそ許される夕飯前の17時30分ごろを目指して。

夫が100%のジュースなら飲むので、他には何が食べられるのかチェックしたかったのです。

私の方はお茶やレモンティーと取り寄せで果汁を固めただけのゼリードリンクをみかん、モモ、マスカットの3つをもって行きました。

ジュースが飲めるならゼリーも食べられるかもしれないと思って。

100%のジュースは寄った店では夫の好みの物がなかったので保留です。

病室で夫にゼリーを見せると食べてみたい気がするけど選べない感じで、これがいいとは決められない。

何が食べられるのかは自分でも判断しにくいのかもしれません。

食べてみて食べられそうな物を食べる(飲む)感じです。

夫は前はモモが好きな果物の上位だったので、モモのゼリーをベットを起こして少しずつ押し出して様子を見ていましたけど2口で「吐きそう」と言って食べるのを止めてしまいました。

ゼリー状でも固形物が喉を通るのがダメみたい。

そして夫からの要望は介護用のストロー付きカップがお茶用以外に欲しいと。

ジュースとかも付属の細いストローで吸うより、しっかり太い介護用の方が楽なんでしょうね。

介護用の物はこぼれないようにきちんと蓋がされているし。

でも、売店の時間は終わっているので看護師さんに聞くと、近くのドラッグストアならあるかも、ということなので減っていた100%のジュースとお茶も買いながらカップを探してくることにします。

2人で離れてしまうと夕食のチェックが出来ないので娘が行ってくれました。

 

娘が返ってきたと同じくらいに夕食を看護師さんが持ってきました。

メニューは果物のピューレと冷たい裏ごし系のスープとジョア。

夫は全ていらない、と言ったのですが冷蔵庫にジョアがあったのと、飲み終わったボトルがゴミ箱にあったのを私は見ているので「ジョアだけは貰っておいて飲みたい時に出してもらえば?」と聞くと「何味?」と聞き看護師が「ブルーベリー味ですよ」と答えると「なら冷蔵庫に入れておいて」と言います。

ジョアなら飲めるけど味によってダメな物もあるんでしょうね。

それも毎日のように変わるのかもしれない。

好きな時に舐められるように置いて来た飴やグミはテレビのある台に置かれたままで本人はあることも忘れていたと言っています。

チェックをすると果汁100%のみかんグミはなくなっていました。

起こしてもらった時に手元にある方がいいので、サイドテーブルに同じシリーズのマスカットを置いて、他は回収してきました。

緩和ケア病棟に移る前よりも明らかにベットの頭をあげていない状態が楽な姿勢の夫に、飴はもはや危険物だと考えたので。

グミもどうしようか迷ったけど、みかんの方を食べ切っているなら置いて来た方が少しでもカロリー補給になるかなと考えて、それだけ残すことにしたのです。

まあ、今の状態ではベットの頭を上げないと飲むのも食べるのも出来ないので、よほどのことがない限りのどに詰まらせることはないかな。

ベッドの頭を上げる時は看護師が見守りに入るだろうし、という判断で置いてきました。

 

あとは体力が更に落ちて、足を持ち上げて掻くことはしないというのでレンタルの寝間着を浴衣に変更してもらうことにしました、もちろん夫の許可を取ってですけどね。

今はパジャマ型を着ているのですけど尿道カテーテルなのでゴムでカテーテルが押されると尿が落ちにくくなり、滞留時間が長くなると感染症の心配もあるので「ズボンのゴムでつぶさないようにした方がいいんじゃない?」と言うと今回はすんなり納得してくれたのです。

浴衣ははだけるので嫌いだと言っていたのにね、もう車いすに座る気持ちもないのであまり気にならないのかな?

私は介護者目線で浴衣の方が体を拭くにしても、着替えをさせるにしても肩が痛い夫には楽なのを知っているので、看護師さんに浴衣に変更してもらいたい、と伝えたらすぐに「明日の朝、体を拭く時に着替えもするので、その時から浴衣に変えますね」と請け負ってもらえました。

出来るだけに日常に近い状態で過ごすと言っても、夫はなにをするのもだるいと言って、ベットに横になりテレビを見ているばかりです。

ベット上で座るだけのリハビリも「やらない」と先日は理学療法士に言っていましたし。

リハビリして元気になって歩けるようになるなら、やる気も湧くのかもしれませんが、緩和ケアにいる意味を自覚しているから無駄な努力をする気になれないんでしょうね。

夫らしい割り切りだと思います。

 

食事のチェックも出来たので今日は1時間ほどの滞在で足りない物だけ足して帰ってきました。

あ、夫が欲しがった介護用カップは無事に買えたので、持ち込み品を洗ったりできる流し台で洗って、夫が飲みたいと言ったザクロジュースを100mlほど入れて置いてきました。

夫の口に合って、冷蔵庫に封をして残した分も飲み切れるといいんだけど、そこは毎日口の感じが変わるので難しいかもしれないけど、飲みたいと言ったから飲んでくれるかもしれない。

もう、これからは色々買って持って行って、手探りでやるしかないですね。