【吉原ラメント】
作詞：亜沙
作曲：亜沙
しゅーずさんのパート ▷ (し)
梅原裕一郎さんのパート ▷ (梅)
(し) 江戸の街は今日も深く
夜の帳カケテいく
鏡向いて紅を引いて
応じるまま受け入れるまま
橙色(だいだいいろ)輝いた花
憧れていた望んでいた
いつの間にか藍色の花
けれど私安くないわ
(梅) 真はただ一人の何方(どなた)かのためだけに
咲いていたかったのだけれど
運命はわっちの自由を奪い、
そいで歯車を回していくのでありんす
(し) 偽りだらけの恋愛
そして私を抱くのね
悲しいくらいに感じたふりの
吉原 今日は雨
貴男様 どうか私を
買っていただけないでしょうか
咲きだす 傘の群れに
濡れる 私は雨
行きかう群れ 賑(にぎ)わう声が
ひしめき合い もつれ合い
願うことは どうかいつか
鳥籠の外 連れ出して
(梅) 真は行くあてなど無くなって
しまいんしたのだけれど
此方(こなた)の籠の中から見える景色だけは
わっちをいつなる時も癒してくれるのでありんす
(し) 偽りだらけの恋愛
そして私を買うのね
私に咲いた花びら
濡れる心に降るは雨
貴男様どうか私と
一夜限りの戯れを
望むシミの数が
鈍く心に刺さる
憂いを帯びた花
望む 果てる
(梅) ようこそおいでくんなまし
(し) 恋人ごっこの夜に
吐息「ｱｯｱｯ」と鳴かせて
悲しいくらいに感じた 振りの
吉原今日も雨
偽りだらけの恋愛
そして私を抱くのね
悲しいくらいに感じた 振りの
吉原今日は雨
貴男様どうか私を
買っていただけないでしょうか
咲きだす 傘の群れに
濡れる 私は雨