二番底というのはチャートでよく見られる形で、下降トレンドが大底をついた後に反発、再び下げだすも大底手前でまた反発した状態です。

チャート上ではダブルボトムともいって昔から重要視されるサインであり、下降トレンドが終了する時によく見られる状態です。

大底をついて反発後、すぐに上昇トレンドとなることは稀で、ぐずついた動きを見せた後再び下値を試しにいき、大底手前で反発すれば二番底形成となります。
大底の反発に飛びついて買いを入れるよりリスクもかなり抑えられ、大底を割ったところで損切りポイントを置けばいいので多くの人にわかりやすい仕掛けのポイントになります。

ただ、もちろん三回目の下落で底割れする事だってあるので過信は禁物です。気を付けましょう。

相場の世界は上がるか下がるか、結局は二分の一の確率なので、適当にやってもまぐれで当たるのはよくあることです。

特に初心者が怖い物知らずに大きなポジションで、勘を頼りに行ったトレードでたまたま何度か幸運が続くと、けっこう大きなお金を稼ぐこともあります。

そこで「自分の実力で稼いだ」と過信してしまう人が大変多いですが、所詮は勘で行った“まぐれ当たり”です。
まぐれは長くは続きません。

九割以上の人が損をする相場の世界では、ルールを持たずに勘や運頼みの確率の低いトレードを続けていると、回数を重ねるごとに利益を吐き出し、当初儲けたお金は遠からず市場に吸収されてしまいます。
まぐれ当たりでの利益は、市場に借りているようなものなのです。

たまたままぐれ当たりが続いた時に、儲かったと思って使ってしまったり、相場で簡単に稼いでいけると思って勤めていた仕事を辞めてしまったりすると、当然その後負けた時には借金が残ります。

相場の急変で利益を吐き出してしまったのに、前年の大きく稼いだ頃の税金がきて首が回らなくなってしまったという人もたくさんいます。

勝ちが続いても謙虚さを忘れずに資金力を増やし、何年間でも安定した利益を出し続けられるルール作りを追究していかないといけません。

損切りは素早く、利は伸ばす、という投資の基本を言った言葉です。

利益が乗っているポジションは、一時的に相場が下がったとしても押し目を経て再び上昇する可能性を考えれば、利食いを急ぐ必要はありません。

利食いが遅れて一時より多少含み益が減ったとしても、それは可能な限り利を伸ばすための経費と考えれば、決して無駄ではないのです。

ただ、損が出ているポジションを、待っていれば再び買った時まで戻るのではないかという期待を抱いて損切りをしないのはよくありません。
買って損が出ている時点で、そのトレードは既に“失敗”なのです。

もちろん、「この辺りまでは下落する可能性もあるが、反転も考えて早めに少し買っておこう」という、あらかじめ許容された範囲の含み損は別ですが、「ここからすぐに上がるだろう」と思って買ったのに、そこから30pipsも50pipsも下落すれば、それは既に失敗トレードです。

失敗を認め、その時点ですぐに損切りしなければ、更に損を拡大する可能性が増えるだけです。
もし、損切りをせずにいてその時たまたま戻ったとしても、そういった危険なトレードをしていれば、遠からずのうちにその何倍もの損切りをするハメになります。

同様に、一時は利益が出ていたポジションを、待っていれば一番上昇していた時まで戻るのではないかと欲を出し過ぎるのもよくありません。
そういう時思い出したい言葉は“頭と尻尾はくれてやれ”という言葉になります。

人の行く裏、つまり大衆とは違う行動を取る事が成功への道、という言葉です。

相場の世界に度々起こることですが、“黙って買っていれば儲かる”または“とりあえず売っていれば儲かる”と誰もが思う時があります。

長らく強気か弱気の一本調子の強い相場が続いた時、大衆はいつしか相場を疑う事を忘れ、皆が同じ方向を向きます。
しかし、それこそ九割の万人と、一割の成功者とを分ける瞬間が近づいている前触れなのです。

誰もが強気や弱気の片方を信じて疑わない時こそ、自分だけは別の視点から考える視野を持つことを心がけましょう。

もちろん、ただ相場の流れに逆らえばいい、逆張りをすればいい、という単純な話ではありません。
何の根拠も無く無闇に相場に逆らってもただ跳ね返されるだけです。

どれだけ下がっても誰もが「良い買い場が来た」と信じて疑わないような、何年も一方向への流れが続いている相場があった時。
自分だけは明日突然、その何年も続いたトレンドが終わり反転するかもしれないという可能性に疑いを持たない事です。

どんな状況でも余計なバイアスを持たず、いつでも冷静で公正な判断が下せるのなら、それは既に万人とは一線を画していると言えます。

いわゆるレンジブレイクのことです。

一定の値幅で推移する保合い相場を経て、どちらかの方向に放れる時はその動きが大きくなる事が多いです。

その保合い放れが起きたところでポジションを建てられれば大きな利益を得やすいという格言です。

ただ、保合い放れが起きて一方向に値が大きく動きだしてから、突如反転して逆方向に大きく値が動くこともあります。

ヘッドフェイクと呼ばれる現象で、最初のレンジブレイクがダマシとなり、助走をつけたかのように最初と逆方向に一気に値が動くので、思惑通りの方向にしっかり値離れするのを確認するまでは注意しなければいけません。