【ケガからのスポーツ復帰(再開)の目安としての立ち上がりテスト】
骨折や捻挫(靭帯損傷)、肉離れなどのスポーツ外傷だけでなく、膝周りの靭帯炎や足の種子骨障害や各種疲労骨折などスポーツにおけるケガはたくさんあります。
特に長期間スポーツを休止していたりすると、復帰に焦ってケガや痛みの再発なんていうこともしばしばありますので、選手(親御さん)や指導者は復帰時期や復帰目安に悩まれることもあると思います。
厳密にいうと、メディカルリハビリテーション→アスレチックリハビリテーションや競技特性やスポーツ障害ごとに復帰へのプロセスはケガをしたその日から始まるのですが。。。
今回は簡単にできるスポーツ復帰に必要な下肢筋力の検査法【立ち上がりテスト】を紹介します。
【立ち上がりテストとは】
立ち上がりテストはただ単純に、『台に座った状態から立ち上がることができるかどうか』です。
これは、健常なスポーツ選手の等尺性膝関節伸展力は、片脚で発揮される大腿四頭筋の筋力と自分の体重とがほぼ同じとなる。という、体重支持指数(WBI)という指標をもとにしています。、
正常歩行を行うには0.4以上(膝関節伸展力が体重の40%以上)
ジョギング程度の運動では0.6以上
ジャンプやダッシュ、ターンなどの激しい運動を不安なく行うためには0.9以上のWBIが必要とされています。
立ち上がりテスト成績と体重支持指数(WBl)の関係 | ||
台の高さ(cm) | 片脚の立ち上がり | 両脚の立ち上がり |
40 | 0.60 | 0.30 |
30 | 0.70 | 0.35 |
20 | 0.90 | 0.45 |
10 | 1.00 | 0.50 |
※実際はジャンプの着地や着地からの切り返しなどWBI1.00を超える動作もありますので目安です。
【立ち上がりテスト方法】
立ち上がりの際にはできるだけ体幹の反動を用いないよう、腕を組み、あらかじめ体幹を軽度前傾させた位置を開始肢位とします。
終了肢位にてバランスを崩さず3秒程度保持できた場合を(可)と判定します。
まずは、痛めていない側の足で行います。
反対の足を伸ばし、10cmほどの高さに腰かけ立ち上がってください。
次に、痛めていた方の足で行います。
この動作自体を普段することがないので、初めは筋力が発揮しにくいのでチャレンジ3回以内にできていればオッケーとします。
※そもそも痛めていない側でも10cmからは立ち上がれないという場合は、左右同じ高さで問題なく行えていればオッケーとします。ただし、曲げたり体重がかかった時に痛みが出る場合はもちろん復帰NGです。
今回ご紹介したのはもとある立ち上がりテストを現場や家庭レベルにより簡便にしご説明しています。
また、 筋力の回復具合から復帰を検討するものですのでこれがすべてではありませんのでお困りの場合はお問い合わせいただくか近くの専門家にご相談ください。


