Ame Datte /Hare Datte

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発達障害と生きる私。

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現在、就労支援A型という形で働いています。(自分で説明できるほど、システムについて詳しくないので、詳細はググって下さい。ヽ(;▽;)ノ)

なんというか…私には仕事そのものが向いてないんじゃないかと思うの理由。
ちょっとでも怒られる、注意されるとどうしようもなく落ち込む。
直接それとは関係ないような、過去のあれこれが現在と繋がって、頭は冷静なのに心がダム決壊した状態になる。
一々上司に怒られてそれじゃ、仕事になるわけないんだよなぁ。

上司は全く悪くないし、私を貶めるつもりなんかないことは分かってるのに、身体中痛くて涙が止まりません。本気で困った。
お給料もらう以上、叱られない仕事とかあるわけないし、引きこもって黙々と、文章書いたりイラスト描いたりなんかの研究したりしていて、それがお金にならないかなとか半ば本気で考えてるけど、世の中そう甘くないですね。
色々考えて、結局連携プレーが苦手というか、自分の行いで人に迷惑かけるのが嫌になるというか。

…発達障害そのものじゃなくて、発達障害の特性によって過去に叱られまくったことによる二次障害ですので、すべての当事者がこういう心理に陥るわけじゃないんですが。
もっと早く障害に気づいてたら、叱られ経験値の量も変わってきただろうなぁ…って辺りが、私が「発達障害は早期発見すべきだ」と主張する根拠だったりします。
まぁ、梅雨入りしたせいで体調不良なのが、精神状態の悪化に拍車をかけてるってのもあるんで、しばらくすれば落ち着くかと思いますが。とにかく今の心理状態は、「働きたくないでござる」です。( i _ i )
お陰様で、なんとか立ち直りました、Asuhaです。

立ち直ったというか、身体的にしんどかったんですが、寝たら治りました。(^0^;)

なんというか、心臓が真上から潰されて、全身に血が逆流してるような感覚…病は気からと申しますが、本当に心と体って繋がってるんですよね。頭痛はするは吐き気はするわで、インフルエンザを一瞬疑いました。(爆)

…ちなみに、バイクはまだ修理中です。

落ち込んでどん底っぽい時に、対応してくれたバイクメーカーの社員さんがとってもいい人で、それで救われたなってのもありました。人の親切は嬉しいものですね。



さて、ここぞという時に紹介しようと思ってて、まだ紹介してなかった本とか、色々。


めざせ!ポジティブADHD/書肆侃侃房
¥2,160
Amazon.co.jp


「めざせ!ポジティブADHD」

(著)あーさ



【ニコニコ動画】動画でADHDを解説してみたYO【前編】
【ニコニコ動画】動画でADHDを解説してみたYO【後編】


フロンティア☆ADHD



…すごいですよねー、これ、個人で全部やってるんですよ。サイト作って、マンガ描いて、本にして、動画まで。

その多彩さに脱帽です。(^0^;)



冗談抜きで、私のADHD人生の方向性を決めたのは、このあーささんのサイトとの出会いだったんです。


私は大学で勉強したことなどから、「自分もADHDなんだろうなー」と漠然と考えていました。

しかし、学生時代はあまり困っていなかったものの、仕事をしていく内に色々と問題が。

ある日上司に呼び出されて、こっぴどく叱られたので、ものすごく勇気を出してカミングアウトしたのですが(診断前だったので、疑いがある程度)、勢いよく全否定されてしまい、その時が人生のどん底でした。

ただ、そこで反論できるほど、私は発達障害について詳しくないと思い知らされ、それからはネットと本で勉強しまくりの日々。


最初に読んだ本が、このブログで最初に紹介した「片づけられない女たち」だったんですが、他にも色々と見たり読んだりする内に、ADHDの特徴や、それによって生じるトラブルの事例がもう、身につまされることばかり。

苦しいとか辛いとかは無かったのですが、なんとなく心の奥がキリキリする感覚があり、何を読んでもそうなるので「あー、私ってドエムだな-」とか思いながら、自分なりにADHDの正体を探していました。(笑)


そんな時に、あーささんのサイトと本に辿り着きました。

このホームページとこの本だけは、そのキリキリが無かったんです。


多分、胸の奥でキリキリしていたそれが、今まで私が生きてきた中で苦しかったことの破片で、それが無意識のうちに「困ったADHD]の事例と繋がって、痛かったんでしょうね。今回の事件は、それが一斉に連鎖して、個々のパーツが鎖になって、心臓を絞め殺してたような感じでした。


とにかく、あーささんはビックリするくらいにポジティブなんです。

二次障害とか、暗い話題までおもしろおかしく描いてくれてるから、重い話題なのに辛くないんですよね。特に書籍版の戦隊パロは最高です。(笑)

あと、分かりやすい。ドーパミンの説明なんか特に。詳しくは是非、サイトの方に行ってみて下さい。


あの頃の私は、「自分がこの社会で生きていていいのか」ということすら、疑問でした。

ADHDの長所をいくら解説されたところで、私には他人事のようにしか思えなかったんです。

でも、あーささんのマンガを読んで笑ってるうちに、ADHDであることが楽しくなってきました。(o゜▽゜)o

ADHDとして生まれたからには、それを極めて生きていった方が絶対楽しいなって。(笑)

なんつーか、どん底から一足飛びですよね。いきなり楽しくなるとか。でも、当時の私にそのくらい影響があったんです。


なので、ADHDであるから辛い人、ないしその周りの人には、是非あーささんのマンガや動画に触れて欲しいなと思います。

楽しいマンガなんで、すぐ読み終わっちゃいますしね。人生変わるかは分かりませんが、きっと良い方向に影響しますよ!!





…ものすごーく余談ですが、私は歴史オタク女子、世に言う「歴女」でして。

一昨年広島へ一人旅に行った時に、わざわざ海を渡って大三島へ行ったくらい、鶴姫伝説が好きなんですよね。(「戦国BASARA」に鶴姫が参戦するより前から知ってましたよ!!)

とにかく鶴姫の鎧が見たかったんです。それだけじゃなくて、源義経が奉納した刀とかあって、「義経の指紋付いてないかな」とか思いながら張り付いて見てたんですが。(多分、周囲から見たらただの怪しい人。)


あーささんがpixivで公開されてる、鶴姫のイラストがとっても素敵なんです。



三島の姫巫女 | あーさ★ [pixiv]


私もイラストとか描くんですが、シリアスなものからギャグまで描けるこの才能、ホントに羨ましい…。( ̄∇ ̄)

かなり落ち込むことが、2件ありました。
…まぁ、どっちもどうしようもないことだし、片方はバイクが故障したってだけなんですけどね。(爆)
どっちかだけなら乗り切れそうなことも、重なるとかなり追い詰められた感じがして、圧迫感ひどいです。

なんていうか、「発達障害当事者であるが故に起こったつらいこと」って、今まで数え切れないくらいあるんですが、「発達障害に理解がある場所であっても、受け入れてもらえなかった」のは初めて。
もちろん、向こうには全く悪気はないし、悪意もないだろうけど、社交方面で問題がない(と判断された)私は、そのグループに居られませんでした。
純粋なって言い方は変だけど、典型的なASDじゃなくて、ADHDのついでにASD傾向もあるレベルの発達障害だからなぁ…。私はそこで勉強できて楽しかったけど、交流が苦手なASDさんには、私みたいなのが居るのは負担だったのかもしれない。(^◇^;)

説明されて理解も納得もしているけど、「来ないで」と言われたことが苦しくてたまらない。
でも、この苦しさの根源は、私が障害者であることそのものじゃなくて、それが元で子供の頃からハブられたり外されたりしてきた苦い思い出たち。
本当に向き合わなきゃいけないのは、障害と定義されている私の個性じゃなくて、それによって受けた古傷なんだなと。それが分かっただけでも、大収穫だと思うことにします。


…というかね、私そのものは、あまり他人と接するのに問題は無いのかもしれない。今日もそう言われたし。
でも、過去に人にされたこと、言われたこと、私がしてしまったこと、言ってしまったことが、今の私をかなり支配していて、かなり制約を受けてると思うんです。ポロポロ泣きながら、これを打ってるくらいには。(誤字多かったらすみません。(^^;;)
悟られないように笑顔で帰ってきたけど、今すごく苦しいもんな。向こうに全くそんな意図はなかっただろうけど、社会に捨てられた気分。
「一般求人でも働けると思うよ」って言われたけど、頑なに障害者枠にこだわったのは、捨てられたくなかったからなんですよね、私としては。
問題があるのは、子どもの頃から叱られっぱなしで育ったことによる自己肯定力の低さと、自分が否定されることに対する圧倒的な恐怖感であって、二次障害というか、ひょっとしたら精神障害に分類されるものなのかもしれません。
…うん、それが分かっただけでも、本当に行って価値があったと思うことにしようっと。(というか、先方も私に直接それを言いたかったわけじゃなくて、間接的に伝えようとしてたんだけど、私に伝わってなかったんですよ。間に入った人が、私に意図的に伝えなかったのか、単純に忘れたのかは不明。後日確認しようと思います。)

何はともあれ、明日朝一でバイクを修理に出さないとならないので、できるだけさっさと寝ようと思います。(笑)

かなり前に読んでたんですが、そういえばまだブログで紹介してなかったこの本。

『2巻が出たから、読んでからにしよう』と思って、そのままブログを更新してなかったんですが。(^0^;)



ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記 (学研のヒューマンケアブックス)/学研マーケティング
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ボクの彼女は発達障害2: 一緒に暮らして毎日ドタバタしてます! (学研のヒューマンケアブックス)/学研教育出版
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「僕の彼女は発達障害」 1・2

(著)くらげ

(マンガ)寺島ヒロ


発達障害の専門家が執筆したものではない、発達障害者関係の本というと、当事者本人が書いたものや、その家族(奥さんや親御さん)が書いた物が殆どかなと思います。

この本の著者・くらげさんは、発達障害当事者・あおさんの彼氏さん。法律的に「家族」ではない人の立場から、発達障害について書かれた本というのは、珍しいと思います。

また、くらげさん本人も聴覚に障害がある、「障害者」という立場。発達障害とはまた違った形で、昔から「障害」について考えてきた人なんだなぁ…という、独特の視線を読んでいて感じます。


…でもまあ、ご本人も前書きでおっしゃってますが、あくまで「あおさん」について書いた本であって、「発達障害者」という概念について書いた本ではないんですよね。

出てくるエピソードが、あおさんのちょっと突飛な行動と、それに振り回されたり、時に傷つけ合ったりしながら、ひとつずつ解決法を探して、一緒に歩んでいく、普通のカップルのお話なんです。

そりゃもう、読み終わった後の感想が、「とりあえずリア充爆発しろ」なくらいに。(笑)


特に2巻の、あおさんの就活エピソードについては、自分も就活しながら読んでたので、「あー、わかるなぁ」という実感ばかり。(^0^;)

自己PRとか、ホントに書くことに困るんですよね。自分を客観視するのが苦手なんで。

マンガで描かれたエピソードと、くらげさんによる文章コメントで構成されていて、合間に専門家のコメントが挟まっているような感じです。どれも難しい言葉を使わずに、とても分かりやすく、イメージしやすい形で表現されているので、発達障害初心者(って言うのか?)にもオススメです。


というか、障害者云々抜きにして、とあるカップルのドタバタな日常を描いた作品として読んで、充分面白いんです。

タイトルには「発達障害」とあるけど、発達障害に全く興味が無い人でも楽しく読めると思います。( ´▽`)



で、最後に叫ばせて下さい。


「このリア充めーっ!!(゜ロ゜)」(褒め言葉)





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というわけで、就活の合間に読んでた本のご紹介。



アスペルガー症候群だっていいじゃない (ヒューマンケアブックス)/学習研究社
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「アスペルガー症候群だっていいじゃない~私の凸凹生活研究レポート~」

(著)しーた


発達障害当事者によって執筆された本、俗に言う「当事者物」ですね。

しーたさんによる可愛い4コマ漫画とコラム、専門家の先生による解説が一緒になっています。

私はADHDの方が強くて、「アスペルガーの特長」と俗に言われるものについては、正直「???」となるものも多いんですが、しーたさんの漫画と文章で読むと、「あー、あるある!!」となる不思議。

機械的にまとめられたものより、当事者の実体験をかみ砕いてまとめてくれた物の方が、ものすごく共感できるんですよね。

アスペルガーであるが故に苦労したこと、診断前後の悩みや葛藤なんかも、丁寧に向き合って書かれているんですが、最終的には「アスペルガー症候群だっていいじゃない」っていう、タイトル通りのところに読者も落ち着きます。

それに何しろ、イラストが可愛いです。しーたさんの実体験がキャラクター化した「あすぺさん」が、試行錯誤で困った事態を解決していく姿が、とても微笑ましいです。

前書きに「あすぺさん」に寄せた、しーたさんの肯定的イメージについて描かれていますが、その狙い通りに、KYとか言われてバカにされがちな「アスペ」ではなく、等身大の人間である「あすぺさん」が表現されています。

「うちの火星人」で、家族を動物キャラとして描いていることもそうですが、障害者の人としての等身大のイメージを、漫画で分かりやすくデフォルメするのって、難しい…と私は思います。(自分でトライしたわけじゃないですが。(^0^;))



女性のアスペルガー症候群 (健康ライブラリーイラスト版)/講談社
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「女性のアスペルガー症候群」

(監修)宮尾益知


表紙に大きく書かれてますが、殆どのページに大きくイラストが配置されていて、とっても分かりやすいです。

活字ばっかじゃイメージしにくいタイプの火星人さんにもオススメ。

同じアスペルガーでも、男性には無い、女性が陥りがちな問題点なんかが、所々男性の場合と比較しながら提示されています。

男性はすっぴんがデフォルトなのに、女性だと変に思われる…けど、そもそも化粧に意味を見いだせないアスペルガーもいるんですよね。うん、確かになんか不条理。

…というか、私がまさにそれで。立派なアラサーの今現在、よっぽどのことがない限り、常にドすっぴんです。(演劇で舞台メイクするとか、結婚式にお呼ばれでフォーマルなものを着るとかを除く。)


私に限って言えば、スッピンなのに爪は塗ってる(ネイルいじりが趣味)ってのは、世間的にはちぐはぐに受け取られるのかもしれないなー…なんて思いました。

いや、ネイルは趣味で爪に絵を描いてるようなもんで、化粧は単純に「落とすのが面倒だからやらない」だけなんですけどね。(^0^;


あんまりそこに性差の話を持ち込みたくはないんですが(女性が馬鹿にされてる気がするので)、女性は俗に「群れる」と言われる人々。

だからこそ、1人で放っておかれることが気楽なアスペルガーは、世間から「寂しい人」だと思われやすいとか。いや、親しい人以外とわざわざ一緒に居る意味がわかんないんですが。(;´Д`)

そういう複雑な女性の人間関係、そこにアスペルガーが及ぼす煩雑さについては、男性も読んで良い本だと思います。むしろ、定型発達の女性にも、男性にも読んで欲しい一冊です。






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