毎日のように、仕事でミスをする。
いや、毎日する。
呪われているのか?
いや、私が悪いからだ。
私の頭は、悪い。
悪くなった。
以前から、悪かったのかもしれない。
いや、そうだ。
私が悪いのだ。
人のせいとか。
呪われてるとか。
そういうことは、ぜんぶ、いいわけ。
それに落ち込む私を追い込むように母は、仕事の事を訊いてくる。
悪気はない。
むしろ母は、親切のつもりだ。
それでも、私は母が嫌い。
毎日、毎日、憎んでいる。
それも、きっと八つ当たりとしか言えないだろうが。