選手生命をなくしかねない賭博に、彼らは何故、手を出したのだろうか。

 

過去も現在も、未来を手放すことになるかもしれないという瀬戸際に、身を置きたかったとでもいうのだろうか。

彼らは勝利の高揚感の中毒患者なのか?

常に勝負をしていないと、生きているという実感が得られないのか?

 

なんてな。一般人の中でも、スポーツ下層民(スポーツはするのも、見るのも苦手という民)の私が推し量れるはずもない

 

ある程度のスポーツ選手には、こういう危険がある。誘惑がある。という教育(?)が必要なのだろうか。

宝くじ当選者に渡されるパンフレットみたいなものを作る。しかも、判り易くマンガで、失敗した先輩の体験談も織り交ぜて、面白おかしく、そして身に染みるものを。

 

いや、たぶん、周囲の人や親からも、いろいろと言われ続けてきたに違いない。

 

昔、母ちゃんが執拗に鬼のように兄を叱っていたことを思い出した。

 

「スポーツ選手っていうのはね。ちょっとした問題でも命とりになるの!危ないことには絶対に近づいちゃダメ。みんなやっていても、お前はやったらダメなんだよ!!(((*`皿´*)))」

 

法令順守は当たり前、その上をゆく自己規制が必要だと、いうことが言いたかったのではないかと思う。たぶん。

なんだか、母ちゃん、スポーツ選手でもないのに言い切ったものである。(兄は水泳やっていたので。もちろんオリンピックなんて、とてもとても、カスりもしなかったレベルですが、それはそれなりに頑張っていたんですけどね。)

あの存在否定、人格否定するまで追い詰める叱り方は、頂けなかったが、いま思えば、なるほどと思う。(・・。)ゞ

母ちゃんも必死だったのね。でも、叱り方がうまくはなかった。そういうことか。。。

いや、今は、そういうことじゃなくて、まあ、そういうことですか。。。

 

でも、まあ、そういう𠮟咤とかって、通じないんだよね。きっと・・・

 

「あいつは、痛い目にあってみないとやめない」

 

とも評されていた兄。

 

オリンピアンレベルの方々のことを、私の家族などという小さな例をひいて話すべきでもないのだが、ふとね、思い出したもので。シミジミ。

 

今も~聞こえる~~あの~~

 

なんですかね?

おふくろの声?

ヨイトマケのうた?

 

あ、母、生きてますよ。