ズバッとものを言う人でも、
不思議と不快に感じない人っていますよね。
反対に、何気なく言われたひとことで、
ずっと心に引っかかってしまうことも。
その違いのひとつは、
言葉の選び方にあるのではないかなと思っています。
私は以前、携帯ショップで店長をしていました。
携帯ショップでは、
お客様にお願いしなければならないことや、
ルール上どうしても対応できないこともあります。
例えば、本人確認書類。
「本人確認書類がないと受付できません」
これも間違いではありません。
でも、
「本人確認書類をお持ちいただければ受付できます」
と言い換えることもできます。
どちらも伝えている事実は同じ。
でも、前者は「できないこと」、
後者は「できるようになる方法」を伝えています。
また、本人確認書類のことを「身分証明書」と
お伝えしただけで、
不快に感じられるお客様もいらっしゃいました。
自分にとっては何気ない言葉でも、
相手にとってはそうではないことがある。
そんな経験を通して、
言葉選びの大切さを学びました。
今の仕事でも変わらないこと。
現在はイメージコンサルタントとして、
お客様に似合う色やお洋服、
メイクなどをご提案しています。
この仕事は、お客様の外見について
直接アドバイスをする仕事です。
だからこそ、言葉選びには特に気を配っています。
例えば、
似合いにくいお洋服のテイストや素材、色を
お伝えする場合、
ただ「似合いにくい」とお伝えするのではなく、
なぜ違和感が生まれるのか。
どこを変えると、もっと素敵になるのか。
その理由と改善方法まで
お伝えするようにしています。
もちろん、何でも「似合います」「素敵です」と
お伝えすればいいわけではありません。
お客様は、自分に似合うものを知りたくて
お越しくださっています。
だからこそ、必要なことはきちんとお伝えしたい。
ただ、
その伝え方によって、お客様が
自分自身を否定されたように感じてしまうのは、
私の望むことではありません。
診断を通して、自分をもっと好きになってほしい。
似合うものを知ることは、
今までの自分を否定することではありません。
自分の魅力に気づき、
その魅力をもっと引き出せる選択肢を増やすこと。
私はそう考えています。
言葉ひとつで、自信をなくしてしまうこともあれば、前向きな気持ちになれることもある。
だからこそ、正しい知識をお伝えするだけでなく、
どんな言葉でお伝えするかも大切にしたい。
これからも、
お客様一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、
その方の魅力や可能性を一緒に見つけていける
イメージコンサルタントでありたいと思っています。

